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2012年04月09日 22:59
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韓国総選挙と北側の対南扇動
激烈化する対南扇動
柳東烈
最近、北側の対南宣伝扇動が激烈化している。平壌側は労働新聞、平壌放送、朝鮮中央通信など官営媒体と救国戦線、わが民族同士のウェブサイトおよびツイッターなどオフラインとオンライン媒体を総動員して連日対南宣伝扇動を強化している。
この背景には総選挙がある。北側は4月11日の第19代国会議員選挙という韓国の権力再編政局を活用して北側が好む政治勢力の当選のために全方向的な対南扇動攻勢に出ている。これはまさに北側が設定した2012年の「強盛大国」進入の橋頭堡である「親北政権の創出」と直接関連している。
北韓側は今年1月1日から、労働党統一戦線部所属の「反帝民戦」(反帝民族民主戦線、旧「韓民戦」)がウェブサイトの「救国戦線」の新年論説を通じて、今年の総選挙と大統領選挙で逆賊輩党に決定的敗北を与えるべきだと主張した以来、特に3月からは約100件を超える総選挙関連論評、論説、短評、時局宣言、談話などを発表して韓国内従北陣営に露骨な選挙闘争を促している。
その決定版は、去る4月1日平壌の「反帝民戦」がウェブサイトの「救国戦線」を通じて発表した『時局宣言』だ。同宣言を通じて今回の総選挙闘争の目標と指針および20余項目の細部闘争スローガンを国内従北左派陣営に命令している。同宣言をはじめ北側が今まで命令した総選挙闘争扇動関連核心内容を整理する。
まず、平壌側は今回の総選挙の基本目標が、現政権とハンナラ党の後身であるセヌリ党を審判する舞台であると強調し、「議会権力を強奪して大統領選挙を掌握しようとするセヌリ党の企画を粉砕し政治舞台から除去すること」と規定している。
二つ目、北側は李明博大統領を悪辣に誹謗する総合版とも言える「祖平統書記局白書」(4.3、南北対話を丸ごと殺した李明博輩党の反統一的罪悪は絶対に容認されない)など、各種声名などを発表し中傷宣伝に集中している。特に、現政権が危機に直面している総選挙政局を突破するため、スパイ事件の捏造、天安艦2周期関連偽り攻勢、脱北者攻勢などを通じて「北風」を操作していると誹謗している。
三つ目、セヌリ党の朴槿恵非常対策委員長を名指してのあらゆる誹謗を続け、さらに朴正煕元大統領を誹謗するシリーズ記事(朴正煕逆徒の万古罪悪を告発する)を5回連続発表するなど狂奔している。
つ目、セヌリ党を逆賊党、戦争党、対決党、不正腐敗党、好色党、詐欺インチキ党、反民主・反民族・反統一党などと罵倒し、審判せよと扇動している。つまり、北側は「李明博大統領=セヌリ党=朴槿恵非常対策委員長」を3大逆賊輩党だと重傷して4月11日を現政権とセヌリ党への審判の日にしようと督励している。
五つ目、野党連帯を支持し、「6.15(反逆)宣言」支持勢力や(従北)進歩改革勢力に票を集中せよと扇動している。
最後に、北韓側は今回の総選挙を「戦争勢力対平和勢力の構図」と煽動し、有権者らに特定政党を支持すれば戦争が起きると脅迫している。これは韓国の有権者らに戦争恐怖を植え付けて北側に友好的な政党候補に投票することを強いる脅迫だ。
だが、韓半島の平和を脅かし戦争雰囲気を高調させてきたのはまさに北側ではないか? 国際協約に違反して二度の核実験と長距離ミサイルを発射し、サイバーテロや天安艦爆沈事件と延坪島砲撃挑発などを恣行し、「ソウルを火の海に」から「青瓦台を火の海に」とまで脅迫するのがまさに北韓側だ。こういう北韓側が、セヌリ党が執権すれば戦争が起きるとは... 盗人猛々しいも甚だしい。
「セヌリ党が当選すれば核戦争が勃発する。今回の総選挙でセヌリ党を落選させ、平和擁護的な進歩民主陣営候補を大挙当選させよう」(3月22日、わが民族同士)、
「セヌリ党への票は戦争票」(統一新報、4月1日)、
「セヌリ党の国会入城はつまり南北対決であり戦争だ」(4月6日、わが民族同士)。
これは北側の赦せない韓国選挙介入工作だ。総選挙関連北側の対南扇動攻勢が激烈を極めている状況で、北韓側の選挙介入工作を阻止する道は、有権者たちが北韓側の扇動攻勢を無視し冷徹な判断で貴重な投票権を行使して自由大韓民国の偉大さを示すことだ。
www.chogabje.com 2012-04-09 21:24
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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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