趙甲済
青瓦台(大統領府)は3月31日、民主統合党と全国言論労組のKBS本部が暴露した国務総理室の民間人査察事例2,600件余りの大部分の80%以上が以前「盧武鉉政府」の時行なわれたと発表した。
崔今洛青瓦台広報首席は、ブリーフィングで「検察が裁判所に提出したCDには文書ファイルが2千619件があり、この中の80%を超える2千200件余りはこの政府でなく韓明淑民主統合党代表が総理を務めていた盧武鉉政府で行なわれた査察文書」と言った。(*右写真)
では、民主党は自分たちの民間人査察を暴露したわけだ。もっと可笑しなのは朴槿恵のセヌリ党だ。前後事情も確かめず取り敢えず李明博大統領と法務長官を攻撃する。
民主党が急ぎすぎて自分たちの過去(*左写真)を暴露したことを逆攻の機会にすべきセヌリ党は、暴露された資料を分析もせず味方を先に攻撃、潔癖を証明しようとして笑いものになった。セヌリは、左翼がとんでもない主張をすると、それに反論しようとせずビックリ怖けて味方を犠牲にさせる卑劣な形態を3ヶ月間続けてきた。このような集団は国会の3分の2を占めても従北勢力に胸倉が掴まれて引きずられるはずだが、選挙運動の様子を見ると国会の過半数議席を従北左派連帯勢力に明け渡すようだ。
縁起悪い真っ赤な党服を着て左派に秋波を送るセヌリ党のため、背信感を感じた50才以上の投票率が4年前より減るようだ。朴槿恵氏とセヌリ党は言葉には出さないが「老人たちは投票しなくてもかまわない」と考えているように行動する。
崔今洛首席は、「暴露文書のほとんどが前政府の査察文書であるにも拘らず、民主統合党はまるで2千600件全部がこの政府の文書であるかのように主張している」、「すでに2年前に捜査が行なわれて法院に提出した内容であるのに、民主党が選挙を目前にした時点で新しいものであるかのように公開し政治的に利用することは遺憾」と批判したと東亜ドットコムが伝えた。彼はまた「いくら選挙を控えていても事実関係を歪曲してこういう方式で政治攻勢をする行為を直ちに中断するよう促す」と言った。崔首席は「青瓦台はこれと関連したすべての事案が現在進行中の検察の捜査を通じて真相が明確に究明されることを希望し、政界が提起すれば特検も受容れる用意がある」と表明したという。
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KBSの新しい労組、過ちを是認!
盧武鉉政府の査察資料まで李明博政府が作成したと歪曲
趙甲済ドットコム
KBS全国言論労組(新しい労組)が自分たちが暴露した文書の80%が盧武鉉政府が作成したという青瓦台の反論が出るやすぐ「嘘もちょっと格調をもって吐け!」とツイッターに載せた後、5時間後このツイッターをこっそりと削除し青瓦台の反論を認めたと朝鮮ドットコムが伝えた。「嘘もちょっと格調をもって吐け!」というツイッターが曹国ソウル大教授や作家の孔枝泳などのツイッターを通じて数十万人に伝播した後だったという。
一部のネチズンたちが、暴露原本である新しい労組の30日の動画で公開された一部文書の作成時点が2006年になっていることを見付けた。2006年は盧武鉉政府の4年目だ。
すると新しい労組は「嘘」云々したツイッターの文をそれとなく消して午後10時頃「公式立場」と言う新しい文を載せた。新しい労組は「文書の作成時期をいちいち確認せず、青瓦台の『水増し』に口実を与えた点をツイッターリアンの皆さんに謝罪申し上げます」、「総理室の査察文書2600件の表現など一部の過ちに対しては謝罪申し上げます」などの文を相次いで載せた。青瓦台の反論を事実上認めたものと朝鮮ドットコムは伝えた。
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