趙甲済
4月の総選挙は北韓人権問題から顔を背けた親独裁勢力対北韓人権問題を提起した人権勢力間の対決だ。北韓人権法の通過を阻止した反民主勢力と北韓人権法通過に努力した民主勢力間の対決だ。
中国側の蛮行には目を瞑って、米国側の過ちだけを糺す親中事大主義者らも親独裁勢力だ。
従北・反米勢力が推進する韓米FTAの一方的廃棄は、韓米同盟解体、駐韓米軍撤収、核の傘の撤去に繋がり、これは核武装した北に祖国を裸にして差し上げる行為であり、連邦制赤化統一への道だ。4月の総選挙は、韓米FTAと韓米同盟を維持するか廃棄するか、開放体制で生きるか閉鎖体制で生きるのか、つまり、大韓民国式で生きるか北韓式で生きるのかを決定する事実上の国民投票だ。
今年の二回の選挙は、南北韓の闘争の縮小版・代理戦だ。北韓政権が支持する勢力は無条件落選させなければならない。従北勢力が不正選挙で有権者を騙して執権すると、従北を主敵と看做す愛国勢力との内戦的構図が形成されて、血を流すようになるかも知れない。
選挙を通じて執権したチリのアジェンデ左派政権、スペインの左派政権が軍部クーデターと内戦を招いた過程を研究する必要がある。韓国は南韓内の内戦的要素に加えて北韓政権という存在があるため状況はもっと複雑だ。
有権者たちが間違った選択をすれば、従北政権+北韓政権+中国共産党政権が一味になり、愛国勢力+米国が片方になる対峙構図が韓半島で形成される。これは大陸勢力と海洋勢力、独裁勢力と自由勢力の対決構図だ。
|