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2011年06月06日 17:39
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「在外国民参政権」が平壌側の親北化工作に翼を付けてあげるのか
現時点で「在外国民参政権」許容は李明博政府の大きな失策
崔応杓(韓米自由守護運動本部常任代表)
2012年は、韓国の大統領選挙と総選挙が、金正日の「強盛大国」進入と噛み合いながら、国内はもちろん韓国人が居住する海外、特に北米州には北韓発海外工作のツナミが韓国人社会を襲う勢いだ。
「在外国民参政権」は薬なのか毒なのか。明らかに金正日には薬になるはずで、大韓民国には毒になる。海外居住韓国人社会を「朝鮮革命の第3戦線」(対北戦略研究所専門委員の柳東烈氏の表現)と看做す金正日は、海外韓国人親北化工作と反大韓民国勢力の結集活動に総力を尽すだろう。理念対決の決戦が最悪の状態で血を呼び死を強いる、一寸の前を予測できない極限状況で、「在外国民参政権」が齎す国家的損失や未だ脆弱な移民社会が体験する混乱と傷は、安っぽい韓国的政治論理では治癒も解決もできない。一言で 金正日の海外工作の津波が移民社会を一遍に飲み込んでしまうということだ。
しかも、理念も哲学も中身もない定見のない李明博の中道実用が、金正日の緻密で攻撃的な海外同胞親北化工作を制御する能力も意志もない状況で、外国居住投票者の心をつかむため死活をかけて臨む与野党の泥沼闘争を、まだ成長段階の移民社会が耐えられるにはあまりにも大きな試練だ。国内でも民主社会の基本である公権力が本来の役割をなせない現実の今、韓国の公権力が及ばない海外で韓国政府ができることは何もない。結局、在外国民の参政権で利益を得る集団は親北左派らだ。
こういう状況を無視したまま「海外参政権施行」を急いだとすれば中道実用政府の対外国民政策は、海外国民の権益のためのものでなく、金正日の海外工作事業に翼を付けてあげた格好だ。
1973年9月、ニューヨークの国連本部に北韓代表部ができてから始まった北韓の対北米地域同胞政策は、1970年代末から本格化された。そして、1990年代に入ってから米・北関係が少しずつ進みながら北韓関連団体の出現も目につき始めた。
このように始まった北韓関連団体の活動は、時間が経つほど活動範囲を広げ活発になっている。そして、2012年の「強盛大国」進入が韓国の大統領選挙と総選挙と噛み合いながらいつの時よりも金正日の海外同胞親北化工作や反大韓民国勢力結集工作は明確に変わつつある。
「北韓は2012年の総選挙と大統領選挙の時選挙権を持つ240万在外同胞を『親北化』させるための大々的な工作に主力し、海外に南韓革命の第3戦線を構築しようとする動きを注目せねばならない。2012年の大統領選挙を控えた権力交代期に北側はこれら海外僑胞(海外在住韓国人)を『親北化』し親北反韓団体など統一戦線体を構築、強化していわゆる親北政権創出に影響力を行使しようと」と指摘する北韓研究所の柳東烈氏の警告を吟味しなければならない。
昨年の「6.2地方選挙」や今年4月27日の補欠選で見られた韓国政界の腐った水がここ移民社会まで汚染させることを思えば、2012年の在外国民参政権は在外国民の権益身長のための贈り物でなく移民社会の発展を阻害する毒素として作用することが明らかだ。
公権力、法、国家安保守りの権力機関が厳存する本国ですら、選挙の時だけでなく平時にも北の対南工作と親北左派らの大韓民国破壊工作への制御装置がまともに機能しない情けない状況で、韓国の公権力が及ばない外国で金正日の海外国民の親北化工作と北韓関連団体らの反韓活動をどう防げるか。
国内であれ国外であれ韓国民族の分裂主義と分派主義の痼疾が消えるだろうか? 本国同様こちら海外同胞社会の分裂も決して軽く見る問題でない。米国内の予想選挙人は87万程度だという。ソウル人口の10分の1にも及ばない数字だ。ここに1000以上の大小の団体が乱立し反目する状態だ。
こういう状況で、金正日の海外韓国人「親北化」工作が本格化されながら海外親北勢力は強力な結集力、よい組織力、準備された理論や説得力、そして途方もない資金力を動員して勢力拡大や票をつかむため総力を傾けるだろう。
彼らは「親北政権創出」という単一目標に向かって一枚になって走り、自称「親韓的」の数百の団体は本国と同じようにばらばらなって方向すらまともに決められず右往左往するうちに終わるのでないかと心配される。去年の「6.2地方選挙」と今年の「4.27補欠選」がそうだったではないか。
南北が理念的に尖鋭に対立している状況で、しかも国内ですら北側の工作や親北勢力の活動をまともに統制できない現時点で、在外国民参政権の許容は李明博政府の大きな失策だ。
多くの先進国が海外国民に参政権を許容していると言ってわれわれもやらねばならないという発想は、理念時代は終わったと言い「中道実用」の看板を掲げたよりもっと危険な発想だ。韓国のように理念対決で国家危機を迎えている国もなく、金正日のような悪辣な独裁殺人集団を頭に載せている国もない。この事実を忘れたら国家の危機はあっと言う間いつでも遣って来る。
海外選挙人数が80万人を超えるという時、50ないし60%が親北側に行くとしたら40万から50万票になり、60ないし70%が敵の票になれば話は完全に違ってくる。問題は親北の方に行く確率が70%内外になるという展望だ。歴史がひっくり返る大変乱だ。
60~70%が親北政権の創出に動員されるという展望は決して雲をつかむような話でない。固く団結した彼らの力は一つの目標に向かって前だけを見て走り、反面ばらばらに分裂した韓国の与野党政治勢力は複雑なそれぞれ自分の利益を求めて各自の道を行くだろう。一つになった力が分裂した力を制圧するのが天の道理だ。
「中道実用政府」とハンナラ党を中心に右翼陣営という政治勢力が果たしてこの危険な状況を乗越えられる能力があるかということだ。自分の体すらまともに治められない中心のない彼らにそのような力があるはずがないというのが大部分の国民の考えだ。問題はまさにここにある。
弱り目にたたり目で、本国同様、ここ移民社会も民主労働党、民主党をはじめとする野党圏の勢力は大部分が反韓勢力に近く、おそらく親北路線に近いと見てもいい。それでは総選挙もそうだが大統領選挙での彼らの票がどちらに行くのかは決まった答ではないか。
こう計算してみると2012年に行使される在外国民の参政権は、親北化工作に翼をつけてあげるとんでもないことになる最悪の政策決定である。そして在外国民参政権による移民社会の分裂、破壊は貴重な海外資産を失う自殺行為でもある。
移民韓国人社会が元気に育つように政策的に助けることが、未来の国家動力になる人的、物的資産を育てることになる。だから今まで自らの力で成長してきたように放って置け! われわれ在外韓国人がここまで来る間、本国政府や政界の誰からも助けを受けたことがない。国際的な成功はほとんどが政府の干渉のない所でなされた。
2012年は、「中道実用」政府と現保守右翼を自任する政治勢力が乗越えるにはあまりにも厳しい壁だ。偽りと闇の勢力とは正義、真実、自信感、勇気、そして正直と犠牲と献身で戦えば必ず勝つという信念が必要な時だ。悪を悪と呼べないと世の中に正義はないと言ったレーガンの精神が懐かしくなる理由がここにある。(2011.6.2)
http://lebertyherald.co.kr  2011.06.03 20:47
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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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