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2011年04月13日 00:00
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震災ルポ 津波が宮城を襲った ここで、生きる③
みんなと復興を 東松島市 趙美英さん

津波で流された自宅跡に立つ趙美英さん。指差した先にある向かいの家の女性は、趙さんに避難を指示した後、近所の人を救うために逃げ遅れて亡くなった

 「何もない」という言葉が口をつく。震災から約1カ月、東松島市の趙美英さん(48)は避難所から車で10分ほどの場所にある自宅を初めて見た。道はぬかるみ、サンダル履きの足を濡らす。それでも自分の目で見たかった。そこに家はなかった。
 20年前に海苔の養殖業を営む夫と国際結婚。近隣の養殖業19世帯のうち、生き残ったのは13世帯だった。養殖設備も津波で押し流され、再開には最低半年の期間と1億4000万円ほどの初期投資がかかる見込みだ。それでも「養殖しかできないから」と、再興を誓う。

朴美子さん(右)と一緒に、夫が所有していた作業船を見つけた趙さん

 何も持たずに逃げ出した、まさに身一つの再出発。「みんな同じ条件でやり直す。私一人で韓国には帰れない。家族もいる」と前を向くしかない。
 7日、同市内に住む朴美子さん(51)が避難所を訪ねてきた。7年前に地元の会社員に嫁ぎ、趙さんとは民団の活動で知り合った。義理の両親はカキの養殖をしており、夫は定年後に家業を継ぐつもりだ。「帰ろうと思ったことはない。私は半分日本人だから」という。
 震災後、特に自衛隊員と赤十字社職員の心遣いに癒されたという趙さん。「普段は『(松島基地の)自衛隊がうるさい』と言っていたんですが、今では大好きになってしまいました」と笑った。みんなと一緒に復興を―。その気持ちは揺るがない。

2011-04-13 3面
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記事: 統一日報  
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