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2010年10月22日 01:40
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北韓の3代世襲に対する時局宣言
柳根一
今日の国内外の情勢は重大な山を迎えている。北韓では今近現代の世界歴史上類例を見られない3代目の世襲王朝が出現している。これは啓蒙時代以来、近代人類の良識に対する逆流であり、全体韓民族の名誉に対する乱暴な毀損である。北韓住民に対する残酷な圧制の持続であり、彼らの幸福追及権に対する正面からの挑戦、そして北韓の正常化への期待に対する公然たる逆らいである。韓半島と東北アジア平和への先軍政治的核威嚇の増大、そして北韓地域に対する中国覇権主義の拡張を予告する。
 
われわれは北韓の
3代世襲が含蓄する以上の意味に注目しながら、それに対する全面的、道徳的、文化的、価値論的指弾の意思を闡明する。政府と公共部門が如何に「現実論的」姿勢を取っても、政府から独立的に存在する市民社会の一員として、われわれは北韓絶対王政の3代世襲が、北韓の体制変動に対する期待を正当化する決定的な事由になると信じる。北韓世襲王朝がたとえ「現実的に」一定期間存続するとしても、そういう怪奇な体制がなぜ存在すべきなのかという正当化の根拠は決して存在しない。
 
政権の存在理由は、効率性と正当性だ。北韓の世襲絶対王政は、数多くの「コッチェビ」(*流離う孤児など)を餓死させ、数多くの脱北女性たちを性の奴隷に転落させ、数多くの政治犯が「牛糞の中の豆」を拾って食べるようにしている。収容所に収監された妊産婦たちの腹を蹴って強制流産させるかと思えば、「6.25南侵」-青瓦台(韓国大統領府)奇襲-大韓航空機爆破-アウンサン廟テロ-金剛山観光客の照準射殺-天安艦爆沈-偽造ドル製作-麻薬密売など、一貫した戦犯行為と国際テロ行為、そしてマフィアのような政権次元の組織犯罪を行ってきた。従って、こういう政権は効率性と正当性の二つの側面から共にその存在理由を自ら放棄したと言わざるを得ない。
 
このような認識に基づき次の5項を宣言する。
(1)市民社会のすべての良識のある個人と団体は、各自の立場で北韓絶対王政の3代世襲に対する道徳的な「ノー(NO)」と「違う」を持続的に言葉と行為を以て表出し、これを国際市民社会の共同の論題として拡散させねばならない。
 
(2)北韓地域を占有している世襲絶対王政は、これ以上北韓住民の最小限の人間条件および幸福追及権と両立できない旧体制(ancient regime)であることを再確認し、それがより正常化された体制で代置されねばならないという当為を内外の良心と良識が闡明しなければならない。
 
(3)北韓住民が世襲絶対王政の愚民化政策にも拘らず、外部世界の情報に接することができるように多様な手段を通じての「正当な」プロパガンダと心理戦を展開せねばならない。
 
(4)北韓3代世襲をいわゆる「内在的接近法」という詭弁で正当化しようとする、わが韓国社会の一角の常識のない政治、社会的公人らと集団に対する持続的な闘争を開始せねばならない。良識のある「進歩」なら、やはり3代世襲を擁護する「似非進歩」を公開的に糾弾し、「正しい進歩」として断固として離れて出て来なければならない。
 
(5)李明博政府は、任期中業績主義にこだわらず、天安艦爆沈直後の李明博大統領の「戦争記念館演説」が提示した原則を一貫して推し進めなければならない。そうでない場合、自由民主陣営は李明博政府に対する信任を再考することを熟考せねばならない。
 
「柳根一の耽美主義クラブ」の開設趣旨に共感する会員たちの希望を反映して。
 
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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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