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2009年11月17日 03:44
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私が会った北韓海軍の「第2次西海交戦」参戦将兵たち
張真晟(脱北詩人)
恐らく脱北者2万人の中で、病院に入院治療中の北側の「西海交戦」参戦兵士を直接会ったのは私が唯一だと思う。2002年、西海での「交戦」の報道が出た後出勤したら、職場の「党秘書」が私と他の3人を大急ぎで呼んだ。
 
党秘書は、今直ぐ「朝鮮人民軍11号病院」へ行かねばならないと言いながら私たちに誓約書を書かせた。「取材対象」の発言を外部に口外を絶対禁ずる内容だった。平壌市大同江区域の紋繍洞にある「朝鮮人民軍11号病院」に着いて見たら、外科病棟の建物一つを「海軍司令部」傘下8戦隊の負傷兵たちのための特別病棟として封鎖し、武力部の保衛司令部の軍人たちが警戒していた。
 
その理由は、わが軍の勝利のみを宣伝する北韓で凄惨な傷を持った負傷兵たちはあり得ないからだ。私たちは、まず「交戦」参戦者たちを会議室に来るようにした。12人程だったが、18才~19才の兵士が5人もいた。一緒に行った局長が、「統戦部(*労働党統一戦線事業部)」からきたことや「交戦経験」を上に報告するためだと簡単に説明した。
 
そして、英雄譚を聞くためにきたのではないから、「交戦(戦闘)」の所感を率直に話して欲しいと付け加えた。この時ドアが開けられ、全身に包帯を巻いた一人の海兵が車椅子に乗せられてきた。すると彼を指しながら、皆が合唱でもするように言った。
「あの子は全身に刺された(撃たれた)破片が230ヶです」
「???」
 
驚愕する私たちに、軍医官がレントゲンフィルムを一枚見せた。真っ黒い点がいっぱいだった。戦闘(交戦)参加者の中で軍官(将校)が話した。
「破裂弾でやられました。頭上で炸裂して、数百個の破片がひょう(雹)が降るように降り注ぎます。」
 
最も若い海兵(兵士)が言いだした。
「本当に率直に話してもいいですか?」
「そう、そうだ。君たちの考えを気楽に話せば良い。」
「実は、他は何も怖くありませんが、その破裂弾が一番怖いです。」
 
すると、あちこちから一言ずつ言った。
「南の奴らは戦闘準備!となれば、全員が甲板の下へ消えるのに、われわれは戦闘準備!となると全員が甲板の上に上がります。そういう状況であの破裂弾がさく烈すれば戦闘能力がまず一次的に失われます。」
「映画で見れば、戦闘中に互いに名前を呼ぶが、やって見たらそれは全く嘘です。まず、砲声が一発轟くと、耳に轟々とする響きしかありません。それで私たちは互いに意思疎通のため、砲弾の薬莢で鉄甲帽(ヘルメット)を叩きながら疎通しました。」
 
自分を上士(曹長)だと紹介した海兵が言った。
「一つ提起(建議)しても良いですか? 奴らの船は羨ましくありませんが、一番うらやましいのが防弾チョッキです。防弾チョッキは高いから、我々に綿入りの厚い服でも下されば、破片が少しは防げるのに...」
私のそばに立っていた局長は、彼の話を特別に線を引きながらメモした。
 
戦闘の全般に対して具体的に話して欲しいとの局長の要請に軍官(将校)が口を開いた。
「その日、艦長が平壌へ行ってきた日だったので、私たちはゆっくり出港の準備をしていました。ところが、艦長がその日に限って船に油をいっぱい入れろと指示したのです。」
私が尋ねた。
「普段は油をいっぱい入れませんか?」
 
実は入れられる油がありません。それさえ、正常に補給される艦船駆逐艦だけです。現在、わが海軍には、ソ連の1950年代の駆逐艦二隻ありますが、一隻東海に、もう一隻西海にあります。ところが、が足りなくて巡察できず、作戦地域に出動すれば停泊したままレー監視だけをしてから戻ってきます。たちの警備艦場合は、油の供給がもっと足りない状態です。巡察でなく、「北方境界線」の近くまでって程度です。そして、到着すれば、った軍官たちがこっそり暖房用として家っていくため、めから燃油部から半分しか補給しなくなって久しいです。」
 
上士(曹長)不満そうに付け加えたたちは防錆塗料も貰ったのが久しいです。」

「それはですか?」 

船はいているため、船体にニナなどや海藻類がいっぱいくっつきます。そうなると速度くなります。防錆ペイントを定期的ってこそ海藻類の防止もでき、速度も速くなりますが、それも補給させていませんよ。」

 
その話わるのをった軍官がまたいた。
「その日は艦長だけでなく砲弾弾薬満載しろと指示しました。そして船首けたレルも確認してから、もっとに丈夫に熔接しろといいました。」
「船首にどうしてレルですか?
前回の第1衝突(西海交戦)の時、船体衝突からめたのですが、あの奴ら(南韓)の鉄甲が非常に硬くて、わが船が破れましたよ。それで苦心した艦長創案したものです。ルをければ勝算があるはずだといって。」
 
「それでは、その(船体の)強度問題前回の1交戦の後提起しませんでしたか?
「しましたよ。将軍様にも報告され、将軍様も硬い鉄甲武装させろと指示して、延亨黙・慈江道党の責任秘書をはじめ、慈江道の軍需工場技術者たち何度たちのに来ました。」
「なのに、解決されなかったのですか?
 
「装甲くすると、艦船くためわりにタンク砲を外さねばならない問題が生じました。実は、わが艦船威力はテンク(戦車)砲です。いくらが高くても正照準維持できて、また砲弾威力強いため、奴らの艦船がぽかりぽかり空きます。ところが、その威力をなくせば速度相対的に遅いのに戦ができますか? それで苦心末鉄強度の代わりに火力をもっと補強することになりました。奴らの自動砲は分当3000発も発射されるのに、われわれ600発程度ですから。それで「第1次交戦」後、連製の4口径のパルカン砲を装置しました。それではたちも分当1500撃てますからね。」
 
この時、幼海兵がぺちゃくちゃ喋った。
「それもですね、たちはみな甲板上がってつのに、そいつらはどこからつのかえませんよ。そいつらの艦船は恐ろしく発展しましたよ。」
「静かにしろ、このxxめ!」 上士(曹長)がベッドにあったげた。
 
「お前、も黙っていろ!
軍官(将校)が上士の過激行動に対してこうしく注意をえてからまた続けた。
弾薬をいっぱい載せてんでいたら、不思議にもを詳しく点検していた艦長今度激怒して機関長大声で呼びました。補助操舵故障したかちに修理しろといって。補助操舵というものは、基本操舵故障し時、受動で腹かせる装置です。今考えてみると、そのもし艦長がその補助操舵の修理指示しなかったら、たちはきて戻れなかったはずです。」
 
「なぜですか? その補助操舵の御蔭というのが何で?」
やつらの爆弾で、機関室がやられて、基本操舵が動きませんでした。それでわが艦船はしばらくその場でぐるぐるとるばかりでした。恐らく奴らもだと思ったはずです。」
子の海兵が今度も我慢できずんだ。
「その時見ました? 奴らが甲板って見物しましたよ。その時、撃つべきだったのに,,,
そのに他の兵士らがそばでひひとったが、年上海兵たちけは沈痛だった。
 
戦闘の状況をちょっと説明してさい。」
たちはやつらの接近して衝突みました。艦長の指示で発砲たちがやりましたし。ところが、奴らの最初砲弾で艦長にました。わが艦船の規定では戦闘をめるは艦の保衛指導員の同意が必要です。艦の保衛指導員が政治指導員ねていますよ。それで艦長わりにそのから保衛指導員指揮しました。そのたちが覚悟を決めてたので奴らの船の被害きかったです。作戦がもっと長引けば火力の優勢艦船の優勢たちが劣るため損失(被害)けられませんでした。ちょうど戦隊司令部通信していた操舵手けて、戦隊撤収の命令えて、たちは補助操舵操縦しながらってきました。不思議なのは、艦長には娘3人いましたが、ところでんだ艦長の体から三つ破片ました。」
 
局長意味深長に訊いた。
「これからまたえとしたら勇気がある? どう? やれるだろう?」
兵士たち軍人式でいっせいに「はい!」と合唱した。
だが、その日の海兵たち勇気から私は別の側面も窺えた。
若い兵士たち英雄心理きていたが、年上海兵たちであるほど、韓国軍先進化てて怖気づいた気色だった。
 
たちが戻る時、軍官は付いてきながら、哀願するようにした。
本当防弾チョッキでなくてもいですから綿入りの服を是非解決してさい。それさせ着ても兵士たちがあそこまでひどく怪我はしません。」
 
「第2次交戦」の結果を報告受けた金正日は、「1次(西海)交戦」けた戦闘なら、「2次」った戦争だとし、「8戦隊」の海兵たち感謝った。艦長は、「共和国英雄」の称号を授かり、保衛指導員は「国旗勲章1級」を授かった。海兵たちにも「国旗勲章2、3級」に金正日の名前が刻まれたカラTV物として下賜された
その後、艦長は、三人した復讐遺産という内容の「三つの破片」という演劇主人公として復活した。
 
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