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2009年09月11日 19:57
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大統領と国務総理内定者が共に兵役を全うしなかった国!
未だ戦争中の国で、軍統帥権者と大統領の欠位の時「権限代行」になる国務総理が、共に軍服務をしなかったということは問題がある。
趙甲済
李明博大統領と鄭雲燦国務総理は、軍服務をしなかった。忌避したのではない。合法的に軍服務を免除された。
とは言っても、未だ戦争中の国で、軍統帥権者と大統領の闕位の時「権限代行」になる国務総理が、共に軍服務をしなかったことは問題がある。韓国の大統領は、半分は民間人、半分は軍人だ。
 
20代の初に23年間、軍服務をしながら銃を取り、主敵を凝視してみるのは一生続く人格的影響を及ぼす。
1.安保の重要性を体感する。
2.愛国心を実践する。
3.組織の重要性を体得する。
4.敵と同志が分かるようになる。
5.大義のための犠牲を重視する公的マインドを持つようになる。
6.人格が「壊れる」経験を通じて、強靭になり謙虚になる。
 
軍隊の経験が無いと、上の精神的資産が得られない。他の経験を通じてこれを補充できる方法も無い。会社で末端社員として苦労するのと、銃を取って苦労するのが同様のはずがない。大多数の若者が軍隊へ行く国で、軍隊服務の経験のない人々は劣等感や違和感ないし敵対感を感じやすい。軍隊に行かなかったことに対しての劣等感と軍組織に対する違和感だ。
 
李明博大統領の行動を観察すると、軍隊へ行かなかった人のそういう特徴が見られる。
1.大統領としての公的マインドが弱い。大統領の最も大きな公的義務は安保と法治の確立だ。大統領職の核心は、軍隊と警察の指揮者という点だ。李大統領から国軍統帥権者としての権威、法治の最終執行者としての決意を感じてみたことが多くない。
2.安保と法治をそれほど重視しないという印象だ。そのような印象を受けるのは、彼から安保や法治破壊勢力に対する敵愾心や憤怒、安保と法治守護勢力に対する尊重心が感じられないためだ。「金大中国葬」-「盧武鉉国民葬」の決定、「ロウソク乱動者」らに対する何度もの謝罪、安保や法治尊重の意識を抹殺する「中道実用宣言」等など。在来市場へ頻繁に行くより、軍部隊や「臨津江惨事」の現場のような安保危険地域、法治破壊の現場、負傷した警察をもっと訪問しなければならない。
2-1.大統領直属の「国家安全保障会議」を形骸化させ、「国家非常計画委員会」を総理直属から行政安全部所管へ格下させた。「非常計画委員会」は、戦時・事変、その他これに準ずる国家非常事態に備えて、国家安全保障に関連する諸般の企画、統制および調整に関する事項を調査、研究し、確認する業務を遂行する重要な機構なのに、李明博政府の出帆後、政府組織法の改正により行政安全部に吸収された。国家的戦時統制をやる機構を、このような形で隅に放って置くのは、軍隊と戦争に対する無識や反感を表わしたものと感じられる。
 
3.軍隊組織の原則と生理に対する理解が足りない。国防長官を抜いて青瓦台と直接接触した次官をそのまま置き、長官を交替した。下剋上をした部下を保護し、やられた上官を飛ばした軍統帥権者を、将校たちがどう見るだろうか?
4.安保までも経済論理でやろうとしている。韓国の国防費は、同じ条件のイスラエルの4分の1(GDPで国防費が占める比重を基準)なのに、この比重をさらに減らさねばならないと言いながら、危険極まりない在来式軍事力の縮小を北側に提案したことは、とうてい理解できない。
 
5.「国民皆兵制」が国家の魂を継いで、国民の紀綱を立てる基礎だという認識が足りない。親北政権が北韓軍を利するための意図をもって軍隊の中に打ち込んでおいた「五寸釘」(兵力縮小計画、韓・米連合司令部の解体計画、服務期間の短縮)を全部抜かねばならないのに、その意志が見られない。大統領候補の時、ひたすら経済再生の公約にばかり集中し、安保を徹底的に無視した行動が続いている。
6.安保的観点から人を見ることができない。国家反逆者の尹伊桑追慕行事の委員長であり、反逆的「6.15宣言」を支持する李洪九元総理を「6.25南侵60周年行事委員長」に任命したのは、国軍に対する冒涜だ。安保問題が国政の基礎である韓国では、青瓦台に中将や大将レベルの高位級国防補佐官を置くべきなのに見られない。
 
鄭雲燦国務総理まで軍隊へ行かなかったというから、軍の統帥権に関連した二人が、一種の欠格事由を持っているわけだ。(自ら)こういう欠格事由を認め、安保と軍隊に対して深く勉強し、もっと気を遣うなら十分克服できるだろうが、そういう兆しが今の所見えない。
 
自由統一の時までは軍服務をしなかった人はその理由を問わず、大統領に選んではならないという気がする。もちろん、あまりにも立派で、軍隊に行かなかったことが何の障害にもならないほどの超人が現れれば、私の考えも変わるだろう。
 
www.chogabje.com 2009-09-11 10:26
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