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2009年08月15日 00:00
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「わが民族同士」のウソ
開城工団職員、米記者解放

  韓半島では8月は「民族解放の月」であり「歓喜の月」だ。その8月に北朝鮮・金正日政権は長年の「伝統」である対米・対韓戦術の「人質外交」に狂奔し、「民族の8月」を汚した。クリントン元大統領と現代グループの玄貞恩会長を相手にした交渉は、北住民に対しては威信昂揚に効果があったようだが、国連安保理制裁決議の包囲網は緩む気配はなく、北の思惑も限界にぶちあたっている。(ソウル=李民晧)

 クリントン氏訪朝で、反米をテコに内部統制を強化してきた金正日政権はこれ以上ない「成果」を得たと言える。また米女性記者2人の解放後、1週間も経たないうちに韓国政府の「特使級」とも言える玄会長を平壌に呼びつけた。
 北の人質外交は金日成時代からの戦術だ。瀬戸際戦術より長い「伝統」をもつこの戦術も、金正日は世襲した。
 北の人質外交史に残る最大成果は、1968年1月に発生した米プエブロ号だ捕事件だ。82人の乗組員を11カ月間拘束し、板門店で米国との秘密交渉に成功、謝罪文と国名の正式呼称を勝ち取った。
 また北は韓国人に「スパイ容疑」「帰順工作容疑」をかけ、韓国政府から「遺憾声明」「謝罪文」「罰金」を手にして釈放することを繰り返してきた。今回の開城工団に勤務する現代峨山職員事件も、1999年抑留された金剛山観光客拘束事件と手法は似たり寄ったりである。
 しかし過去の類似事件と比べると、今回の解放は対外的には「成果」をあげたとはいえない。人質外交の効用はほぼなくなった。
 クリントン訪朝後も米国は、金正日が直接管理する「蓄財窓口」朝鮮光星銀行を制裁対象企業に指定(11日)、インドは北朝鮮船舶をだ捕・検索(7日)するなど、国際社会の対北制裁の包囲網は弱まっていない。
 またクリントン氏に金正日が秘密提案を託したとしても、韓日の強い抵抗が予想される米朝直接交渉実現は遠そうだ。

2009-08-15 1面
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記事: 統一日報社 (info@onekoreanews.net)  
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