シャトル外交のため訪日した李在明大統領は14日、奈良県コンベンションセンターで「関西同胞懇談会」を開催、約200人が出席した。昨年8月に帝国ホテル東京で行われた同様の懇談会に続き、就任後2度目となる今回の同胞懇談会には、関西圏の在日同胞を中心にした関係者らが出席した。
今回の懇談会は、駐大阪大韓民国総領事館(李泳采総領事)が主催。会場には、金明弘・民団大阪府本部団長をはじめ、近畿地方の民団関係者らも顔を揃えた。
李大統領は、「奈良は古来より韓半島との文化交流の玄関口であり、共生の象徴である。今日、この地で皆さまと対話できることは非常に意義深い」と述べ、地方自治体や市民レベルの多層的な交流が韓日関係を支える揺るぎない基盤になると強調した。
懇談会では、前回の東京での懇談会と同様に5人の関係者が登壇した。まず、金団長があいさつを行い、乾杯の音頭は洪性翊・大阪コリアタウン歴史資料館代表理事が務めた。続く「所感発表」では、パンソリ奏者の安聖民さん、李勲・民団奈良県本部団長、金友子・立命館大学准教授の3人がそれぞれの立場から、次世代への文化継承や地域社会における韓日親善のあり方について、李大統領に対し意見を述べた。
李大統領は各氏の発表を受け、「同胞社会の皆さまのたゆまぬ努力が、韓日関係の新たな未来を切り拓く力になる。政府としてもその歩みを共にしたい」と応じた。
前回の会合が、中央本部主導の華やかな「お披露目」の性格を帯びていたのに対し、今回は「地方」と「実務的な文化・学術交流」に軸足を置いた形式となった。政権の対日姿勢や同胞政策への関心は一層の広がりを見せている。
李大統領は同日、すべての訪日日程を終え、帰国の途についた。
14日の「関西同胞懇談会」のもよう(写真=大統領室) |