韓国国土交通部は11日、「測量成果国外搬出協議体」の会合を開き、米グーグルに補完書類の提出を求めることを決定した。米グーグルが要望している縮尺5000分の1の地図データの国外持ち出しなどについて話し合った。協議体には同部のほか、国防部、国家情報院、外交部、統一部、科学技術情報通信部、行政安全部、産業通商部などの関係官庁が参加している。
同会合では、国土交通部がグーグルに対し、来年2月5日までに補完書類を提出するよう要求し、書類が提出されるまで審議を保留することを決めた。
グーグルは9月、政府が求めている安全保障上、重要な施設のぼかし処理などについて受け入れる意思を示したが、協議体はこれに関連した内容を含む書類が提出されていないと説明した。政府はグーグルが追加書類を提出すれば、協議体の審議を経て、詳細な地図データの搬出可否を最終的に決定する計画だ。
グーグルは2月、国土交通部に対し、縮尺5000分の1の地図データの海外持ち出しを要請したが、協議体は5月と8月に決定を保留し、審議の期限を延長していた。 |