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最終更新日: 2025-10-15 13:22:39
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2025年10月15日 12:34
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新旧定住者が協力し盛況
関東・東北で秋夕のイベント

 今月6日は旧暦の8月15日、秋夕(チュソク)にあたる。様々な団体が各地で伝統的な秋のイベントを開催している。今回は、山形・千葉・東京で行われた、各地の韓人会が主導した秋まつり行事のもようを取材した。

地域の韓日親善深める

 新宿区の西大久保公園一帯で12・13日の2日間にわたり、「2025 TOKYO KOREA TOWN FESTIVAL」を開催、約1万人が会場を訪れた。

12日、「2025 TOKYO KOREA TOWN FESTIVAL」の開会式のもよう。6つの在日韓国人団体(東京韓人会・民団新宿支部・(一社)新宿韓商連・(一社)愛の分かち合い・留学生連合会)が協力しイベントを開催

 開会式で、はじめに準備委員長を務めた金奎煥・在日本東京韓国人連合会首席副会長が主催者あいさつを行った。「60年前の韓日国交正常化以降、両国が政治・文化・芸術など幅広く交流を深め、今日に至っている。今回は記念事業として多彩なプログラムで交流の機会を設けた。多文化共生の街・新宿を満喫して欲しい」とした。
続いて、共同実行委員長を代表し、金連植・東京韓人会会長があいさつを述べた後で、李赫・駐日韓国大使館特命全権大使(代読)、吉住健一・新宿区長らの祝辞が続き、名誉大会長として呉永錫・在日本大韓民国民団東京本部団長も祝辞を寄せた。
呉団長は本紙の取材に対し、「民団・韓人会・商人連合会など6団体が協力し行われた韓日交流フェスは大変意義深かった。日本で生活する在外同胞団体としてモデルを示したい気持ちもあり、地域の発展に取り組んでいる。韓日国交正常化60周年を冠した行事は多いが、中身も成熟したイベントを新宿から展開できたという点が、今回の大きな成果であったと感じている」とした。

■東北韓人会は道の駅で

山形県最上郡戸沢村の「道の駅とざわ~モモカミの里・高麗館」で5日、東北韓人会(崔榮桓会長)は「第1回日×韓秋フェス2025in高麗館」を開催。道の駅利用者や地域の関係者、関東圈から応援に駆けつけた韓人会関係者を中心に約1200人がイベントを楽しんだ。


5日、「道の駅とざわ」で披露された千葉韓人会公演団による韓国伝統舞踊(在日本東北韓国人連合会提供)

ステージ上でのKPOPダンスパフォーマンスやカラオケ大会、民謡公演のほか、各種の伝統芸術やKビューティーの体験、キッチンカーでの韓辛フェスなど多彩なイベントが目白押しだった。
今年の韓日国交正常化60周年を記念し、「日×韓秋フェス」と題して例年行うイベントを、東北韓人会が地域を盛り上げようと企画したもの。
また、高麗館が主催する夏から秋にかけ開かれている「ランタンフェスティバル」などのイベントもあり、韓国文化が根づいた地域として注目されている。1985年に戸沢村で農業に従事する若者とアジア・アフリカ農村リーダーとの交流が始まったことを契機に、韓国と民間レベルでの草の根交流がスタート、40年の歴史を有する。
高麗館では韓国の物産・食文化・民族遺産を伝える常設の資料館やレストラン、販売コーナーが展開されているほか、季節ごとのイベントが充実している。

■千葉韓人会は県会館で

千葉市の県本部会館で11日、民団千葉県本部(崔博之団長)主催、婦人会千葉県本部(崔八重子会長)・千葉韓人会(梁美榮会長)主管の「新旧定住同胞・韓国伝統文化体験(秋夕)」を執り行った。韓国語土曜学校に通う生徒やその保護者、各関係団体の会員など、関係者約80人が集まった。
崔団長は主催者あいさつの中で「婦人会・韓人会と協力し、在日同胞が大団円を組み祭祀を行うことに大きな意義を感じている。集まっていただいた皆さんと行事を共にし、幸せな時間が過ごせればと思っている」と述べた。
はじめに秋夕に関して、盧時貞・民団千葉県本部事務副局長から簡単な説明があった。秋夕と同義語として使われる「ハンガウィ」という言葉は、「一年中の大きな真ん中」を意味し、春先に植えた穀物などの収穫を祝う(豊作を願う)節目とした。
崔団長・崔会長・梁会長の3人が拝礼を済ませた後で、参加者らが続いた。第2部では投壺(トゥホ)などの伝統遊びやオリニの合唱、シルム(相撲)の代わりに腕相撲大会を開き、最後にカンガンスルレで心を一つにし全員で踊った。第3部では秋夕の伝統料理が振る舞われた。老若男女を問わず全員が参加し、一体となるイベントになった。
民団千葉では25日、例年開催している10月マダン「日韓友好のマダン(広場)」を千葉市中央公園で開催する予定。

11日、民団千葉県本部会館で参加者全員で大団円を組み舞われたカンガンスルレのもよう

2025-10-15 4面
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