権力の走狗である警察が捜査権と起訴権の両方を持つとき、どのようなことが起こるかを示す野蛮な事件が先週起きた。永登浦警察署が2日、李眞淑放送通信委員長を出席要求に応じなかったとの口実で逮捕した。手錠をかけられ連行した。金ヒョンジ事態から国民の視線を逸らすためと言われた。
任命されてから2日後、弾劾された李眞淑委員長は、弾劾状態で民主党と李在明を批判したのが公務員の政治中立義務違反や選挙法違反だと告発された。弾劾は棄却され、業務に復帰したが、李在明側の辞任要求を拒否すると、与党は李眞淑委員長を除去するため、放通委を解体する法を作った。放通委が解体された翌日、逮捕。李眞淑委員長は手錠をかけられたまま、「左派は私たちが想像するすべてのことをする集団であり、また私たちが想像もできないことをする集団だ」と一喝した。
警察は召喚に応じず、欠席したという口実で逮捕したが、林武永弁護士によると、李眞淑委員長は日程の調整なしに一方的に送った召喚状だったし、事実上欠席したことはなく、欠席の事由を口頭で説明し文書でも提出したという。
李眞淑委員長は弁護人を通じて直ちに逮捕適否審を裁判所に申請した。逮捕適否審を担当したソウル南部地法の金東鉉部長判事は憲法の核心基本権である表現の自由に対する制限を理由とする人身拘禁は慎重にする必要があるなどの理由で釈放(4日)した。 |