横浜市内の宝生寺で1日、在日本大韓民国民団神奈川県地方本部(李富鉄団長)は「第102回関東大震災犠牲同胞慰霊祭」を開催、関係者約30人が参席した。
宝生寺での法要は、1924年(大正13年)から途絶えることなく続けられている。当時、在日同胞を救済する団体を主宰していた李誠七氏が、震災後の動乱により虐殺された犠牲者たちの慰霊を願い、位牌を持ち込み供養を依頼したことに始まるとされる。当初、複数の寺院に請願が断られた中で、宝生寺は願いを受け入れてくれた。以後、法要が継続されてきた。李誠七氏の逝去後は、民団神奈川県本部が事業を引き継ぎ、今日に至っている。
今年の慰霊祭では、まず本堂にて読経が行われ、その後、参列者一同が慰霊碑に献香し、追悼の意を表した。法要には、金竜也・民団神奈川県本部副団長、河泳達・神奈川韓国商工会議所会長、南相圭・駐横浜大韓民国総領事館総領事代理をはじめ、神奈川の在日同胞団体関係者らが参加した。
1日、慰霊碑前で行われた法要に神奈川の在日同胞団体関係者ら30人が参席 |