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最終更新日: 2025-08-15 04:23:22
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2025年08月15日 00:00
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【社説】アラスカでの米露首脳会議の期待

 私たちは非正常を正常として受け入れねばならない時代を生きている。それでも2週間前、ワシントンが韓国に課した関税とその他の要求は主権国家かつ同盟国間であり得ないことだ。常識と公正が尊重される社会ではあってはならないことだ。
同盟国間で批准したFTAを簡単に破棄し、一方的に高率の関税と莫大な投資を税金の告知のように強いられることは耐え難い。これは、勝戦国が敗戦国に戦争賠償金を課すか、属州に過酷な税金、あるいは朝貢を要求する場合と何が違うのか。
植民地に対する過度の税金に反発、独立戦争を起こした米国の歴史を振り返っても、文明社会で容認できないことだ。ワシントンは、韓国が安全保障にただ乗りしているというが、これも話にならない。韓国の国防費を50%にし、もっと負担せよとの主張もおかしい。国防費増が必要なら韓国が決定する。
韓米関係を振り返ると、米国は韓国の自主防衛努力を牽制、独自の抑止力を許さず、米国が提供するシステムの中で米国が許容するレベルの武装だけをし、高価な米製武器の購入を求められる場合が多い。
大多数の韓国人は韓国が困難な時に惜しみなく助けてくれた米国国民に感謝の心を忘れず、韓米同盟を大事に考える。だがこの貴重な関係と記憶が乱暴な行動を正当化する言い訳になってはならない。在韓米軍の駐屯費負担要求も根拠が足りない。
米国が他の国々に優先順位を置き管理するのは、米国の事情で国家意志の問題だから、同盟国としても何も言えない。西欧文明の守護を最も重要に考えるのも尊重する。
一方で米国が80年前に定めたヤルタ体制の最大被害者が韓国、韓半島だと思う韓国人は多い。
もちろん、韓半島の分断を克服する責務は当事者にある。韓国はあまりにも長く分断が続いたため、分断という非正常を正常と受け入れる人や世代が増えている。
分断がここまで長く続いたのは、当事者の韓国、韓国人の責任だが、我々は周辺国が韓半島の分断体制克服に反対、牽制してきた歴史も知っている。
戦争で敗北して分断されたドイツは45年後に統一できた。ところが、韓半島は永久に分断されたままであっても当然と見る同盟と友邦があるなら、彼らは真の韓国の同盟、友人ではない。特に自分たちの都合で韓半島を戦場にしても良いと考える者がいるなら、彼らは大韓民国の友人であり得ない。
21世紀になって数多くの国々で人間が、特に政治家たちが以前より軽薄になったのを見る。ウクライナ戦争も西欧の貪欲と偏見と誤判断が生んだ戦争だ。ウクライナの国民を代理軍消耗品としてロシアを討つという発想は邪悪だ。EUの戦争狂たちは、自国民まで消耗品として使おうとする。5年か10年後にロシアと全面戦争を予告し、武装のため貴重な資源を天文学的に投入すると決めた愚か者に投票する有権者たちは悪魔の奴隷だ。資源もなく失業者だらけの国を攻撃するほどロシアが愚かか。韓国は、韓国を敵対視しないロシアを敵にする同盟に加担してはならない。現実的に多くの制約と圧迫があるだろうが、共産全体主義を自ら放棄したロシアを、過去の共産全体主義を真似、同じ方向に走る国々が求める制裁に同調してはならない。
アラスカで米・ロの首脳が会談を行う。あなた方が80年前に作った枠を壊して欲しい。あなた方が関心を持てば、ヤルタ体制の最後の犠牲者である韓半島で戦争と緊張と葛藤を和らげることができるはずだ。すぐに分断が解消されなくても、解消に向かう緊張緩和と葛藤管理に役立つ措置は難しくないはずだ。
1966年に朴正煕が言った「自由はそのために闘争する者だけが享受できるもので、平和はそれを守れる者のものだ」。

2025-08-01 11面
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