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最終更新日: 2025-08-04 16:33:24
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2025年07月31日 11:10
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在韓米軍を台湾有事に投入?
李在明・トランプ会談で信頼回復か

 1953年の韓国戦争休戦以降、72年にわたり続いてきた韓米同盟に亀裂の兆候が現れている。ワシントンでは李在明政権の外交基調に対し、事実上の「親中路線」を疑う空気が漂っている。特に在韓米軍を台湾防衛に活用しようとする米国の動きは、韓国にとっては頭の痛い課題だ。韓国の立場からすれば、北韓による脅威への対応に支障が生じる可能性があり、中国と台湾の軍事衝突時における派兵問題にまで波及してくるからだ。(ソウル=李民晧)

 血で結ばれた同盟、いわゆる「血盟」と称されてきた韓米関係に秋風が吹き始めている。閣僚級会談を設定したにもかかわらず、米国が直前にキャンセルするケースが相次いだ。訪米中の魏聖洛・国家安保室長は、ルビオ米国務長官兼安保補佐官との会談を控えていたが、直前になってトランプ大統領の呼び出しがあり中止となった。韓米通商長官会談も米国側の一方的な通知により延期された。仁川空港で米国行きの飛行機を待っていた具潤哲・企画財政部長官は、出国1時間前に引き返すというハプニングに見舞われた。
問題は何なのか。韓米はこれまで、異論があっても対話のチャネルを断つことはなく、閣僚間の接触も随時行ってきた。韓米首脳会談は李大統領の就任2カ月を経過するまで日程を決められなかったが、両国は8月にワシントンで開くことで合意した。
ワシントンの不信感は大きく二つに分けられる。まず、李在明政権が米国と中国の間で「戦略的曖昧性」を維持し、中国との関係を重視していると見る。韓国はこれまで「安全保障は米国、経済は中国」というスタンスをとってきた。しかし、トランプ政権が安全保障と経済問題を切り離して考えている姿勢は見られない。むしろ、ワシントンでは韓国のこのような態度を「日和見主義的な風見鶏外交」と認識している。トランプ政権は韓国だけでなく、他の同盟国にも明確な態度を要求する姿勢をとっている。
次に、対北政策に対する見解の違いだ。李在明政権は、北韓に対し包容と対話を再開しようとする動きを見せ始めた。これに対し、ワシントン政界の保守派は、北韓の脅威を軽視する政策とみなしている。韓国が米国主導の交渉から排除されるか、または第1次トランプ政権時のような「コリアパッシング」が再現されるのではないか、との懸念がある。

在韓米軍の変容に対策必要


最近公表された米国防総省の軍事戦略文書によると、「中国の台湾侵略阻止」は重要な優先事項として位置づけられているという分析がある。特に、ペンタゴンの内部指針は、中国の脅威に直面してインド・太平洋地域に米軍戦力を再配備し、台湾防衛の準備を強調している。米国の保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」の報告書にも同様の内容が含まれている。これは、米国が中国の台湾侵攻の可能性を実質的な安全保障上の脅威とみなしている証拠だ。
これと関連し、在韓米軍司令官が韓国を「固定された空母(fixed aircraft carrier)」に例えたのは、在韓米軍の任務が北韓の脅威への対応のみにとどまらず、中国への牽制に拡大されるという意味にも捉えられる。これは、在韓米軍がもはや韓国防衛のための「引継ぎ線(tripwire)」ではなく、台湾海峡に投入される戦略資産に変えようという動きだといえる。
現行の韓米同盟の前提は、北韓が韓国を攻撃した場合における米国の自動介入だ。在韓米軍はその引継ぎ線の役割を果たしてきた。しかし、彼らの任務が「中国への牽制」へと転換された場合、その変化に対して韓国はどのように対応するのか。韓国政府には早急な外交・安全保障対策が求められる。

3月20日の臨津江一帯での韓米訓練

 

2025-08-01 3面
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