一般社団法人「在日韓国商工会議所」(柳和明会長)は18日、都内の韓国中央会館で「第63期定期総会」を開催、在籍153人のうち出席97人(委任状含む)で成立した。
はじめに、国民儀礼・国歌斉唱・黙とうを行い、柳会長が主催者あいさつを行った。
柳会長は、「昨年の総会で就任して以降、(1)原点回帰(2)相互扶助(3)人材流動性向上―の3大方針を掲げ努力してきた。今年は韓日国交正常化60周年の節目に当たり、商工会議所としても大きく飛躍できる機会に今日の会合がなればという思いでいる。上に立つものが現役世代の40~50代の会員に対し、自身がビジネスを通じて経験した知見を伝えていくことが、結局は一番の近道になると考えている」と期待を込めて語った。
来賓として参加した金利中・民団中央本部団長は、「同胞企業の発展を支える一般社団法人『在日韓国商工会議所』の長年にわたる功績に感謝している。3日に行われた大統領選挙の事前投票で3万8600人の同胞が選挙のための登録を行った。全体として約41万人の同胞の中で4万人弱という数が多いか、少ないかという点について、今後も会員の皆さんと協議していきたい。民団・韓商・韓信協が三位一体となり、韓人会とも協力しながら韓日の懸け橋として両国の友好・親善にともに邁進していく未来に期待している」とあいさつを述べた。
審議の場では、第1・2号議案で前年度の事業報告書と収支決算報告書が上程され、第3・4号議案で今年度の事業計画案と予算案が諮られた。第5号議案で役員選任(及び解任)について諮られ、全ての議案が承認された。
総会後は都内のホテル雅叙園で懇親会を開催、参加者間の親睦・交流を深めた。
柳和明・(一社)在日韓国商工会議所会長は昨年から掲げる3大方針を総括した |