「真実・和解のための過去史整理委員会」(真和委、朴宣暎委員長)が18日、ソウル市内で在日学徒義勇軍同志会に補償金を伝達した。真和委は同志会提供の名簿と126人の所属部隊の記録から30人以上の追加参戦者を確認、その功績を評価した。
朴宣暎委員長は伝達式で「在日義勇軍の6・25韓国戦争参戦は、在外国民による主権守護の歴史的事実だ。当委員会は昨年11月、これを認め、真実究明の決定を下した」と述べた。さらに、朴委員長は「今回の調査において、同志会の資料提供と協力により、これまで確認されていなかった参戦者の存在も明らかになった」と述べ、感謝の意を示した。
国内在住者で唯一の生存者である朴運旭同志会会長(97)は、「当時、大学に通っていた若者たちが20代という若さで学業を中断し、祖国のために戦地へ赴いたのは、『祖国が滅びれば自分の存在もない』という信念によるものだった。政府が私たち在日学徒義勇軍の存在を認識し、正式に評価してくださったことに心から感謝している」と応じた。
在日学徒義勇軍による6・25戦争への参戦は、世界初の在外国民による参戦であり、韓米同盟の出発点としても歴史的意義を有している。 (ソウル=李民晧)
|