インド・パキスタン間紛争で、パキスタン空軍の中国産空対空ミサイルがインドのラパル戦闘機を撃墜して国際社会に衝撃を与えたが、朝鮮中央通信は17日、ミグ29戦闘機から新型空対空ミサイルや滑空誘導爆弾を発射、公開した。
労働新聞は17日、金正恩が2日前、朝鮮人民軍近位第1空軍師団管轄の飛行連隊を訪問、反航空戦闘及び空襲訓練を指導したと報道した。新型空対空ミサイルの外観は、米国産の「アムラム」や中国産の「PL12」に似ていた。北側は2021年の国防発電展覧会「自衛2021」で初めて新型中距離空対空ミサイルを公開したことがある。
射程約100キロと推定されるこの空対空ミサイルは、ロシアから技術を移転し開発したものと推定される。韓国はまだ、空対空ミサイルは開発していない。
ミグ29が発射した空対空ミサイルが撃墜した空中標的は、「北韓版ウラン」と呼ばれる対艦ミサイルとエイの形状の無人機と見られる。韓国軍の巡航ミサイルやエイ型の無人機に対する空対空戦闘能力を示すためと推定される。この新型空対空ミサイルを地対空及び艦対空ミサイルに改良する可能性もある。一方、朝鮮中央通信は17日、GPS滑降誘導爆弾と光学滑降誘導爆弾と推定される空対地爆弾も公開した。 |