「子ども食堂」は、地域のボランティア活動を通じて子どもの食育に取り組む場だ。千葉韓人会(梁美榮会長)は寄付活動などで関係を深めてきた、千葉県東金市の「学び舎・ゆーすぽーと」(藤田実コーディネーター)に通う子どもたちのため、キンパプ作りを体験するイベントを開催した。
地域で次世代育成を支援
在日本千葉韓国人連合会は千葉県東金市の「学び舎・ゆーすぽーと」で先月27日、「第8回韓日文化交流&料理教室」を開催。関係者約40人が参加した。
千葉韓人会では昨年1年間、月1万円ずつ計12万円の寄付をゆーすぽーとに対して行ってきた。今年の2月19日、梁会長は藤田コーディネーターとの間で「子ども食堂」寄付金協約書を取り交わし、同様の寄付を今後2年間行っていくだけでなく、施設を利用する子どもたちに韓国料理を食べてもらう企画を提案、今回がその第1弾のイベントとなった。
■子ども食堂が担うもの
特定非営利活動法人「ちば地域生活支援舎」(宮下裕一理事長)が運営するゆーすぽーとは、困難や課題を抱えている家庭の子どもたちが集まる場所。これまで120人以上の子どもたちが約1万2000回以上利用しているという。
藤田コーディネーターによると、東金市の社会福祉協議会を通じて、「子ども食堂」への寄付先を探していた千葉韓人会との交流が昨年から始まったという。
困難な状況に置かれた子どもたちを心配し、食材などが地域の住民や企業(地域の道の駅「房の駅」を運営する「やます」など)から届けられ、近隣の城西国際大学からはボランティアサークル「Noi」のスタッフが定期的に派遣されている。
前年から、そのような支援の取り組みの輪に千葉韓人会が加わった。
■キンパプ作りで交流
当日、子どもたちが外遊びをしている間に施設を訪れた千葉韓人会スタッフらがキンパプ(海苔巻き)の具材となる白米やたくあん漬け・ハム・チーズ・各種の野菜を準備し、子どもたちには主にキンパプ作りの巻き込むところを体験してもらった。
梁会長がはじめに見本を見せると、子どもたちは飲み込みが早く、作れない子はいなかった。
子どもたちの中には韓国への関心が高く、音楽やドラマが好きだという子もいた。
梁会長は、「将来を担う地域の子どもたちに韓国料理を好きになってもらうところから、次世代の韓日青少年交流の輪を広めていきたい」としている。
金恩淑・千葉韓人会事務総長によると、キンパプの具材の中で最も重要なのはたくあん漬けだという。野菜やハムなどほかの具材は全て代替が効くが、たくあん漬けは外すことはできないそうだ。
会場には、法人の齊藤操・総合施設長をはじめ、毎週子どもたちに野菜を届けている地域の住民なども訪れて、キンパプを堪能していた。
千葉韓人会では今年の5月31日にもゆーすぽーとで「子ども食堂」として、チヂミ作りのイベントを開催する予定。
 | | 千葉韓人会と学び舎・ゆーすぽーとのスタッフが子どもたちにキンパプを振る舞うイベントを開催
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