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最終更新日: 2025-01-17 11:35:07
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2025年01月15日 11:55
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大韓民国の建国史373
韓米同盟の力の実体を見せた板門店「斧蛮行事件」

 国家間同盟の力の実体は、結局は同盟間の軍事的連帯と結束、特に共同作戦体制がどれほど実際的で強力かにかかっている。「6・25戦争」の産物である韓米相互防衛条約は、韓半島内で韓米両国の軍事力を国連軍司令官が指揮する単一の軍事体制にした。共産側との停戦協定に署名した主体が国連軍司令官(米軍の4星将星)だったからだ。
韓米同盟は、李承晩大統領のビジョンと指導力によって誕生した同盟だが、同盟関係も主権国家の関係なので、絶えず管理せねばならない葛藤や摩擦がある。そして韓米間の葛藤は、基本的に圧倒的地位にあるワシントンの政治的状況と米国の世界戦略の変化に起因するものだった。米国は、韓国に対して米国の要求と期待に応じることを求めたからだ。
ところが、ソウルとワシントンの間に政治的摩擦・葛藤がある場合も、軍事的には韓国を防御するための即時かつ効率的な準備態勢はよく維持されてきた。
朴正煕大統領が、ニクソン・ドクトリンを契機に自主国防に邁進し、米国が朴大統領のそうした努力に警戒感を隠さない状況でも、韓米間の軍事的結束は強固だった。国連軍司令官をはじめ、在韓米軍は、有能で献身的な米軍将兵たちによって維持された。事実、韓米の軍事的結束は、米国のどの同盟よりも効率的で信頼できるものだった。多数の国家が参加したNATOよりも効率的で強力だったと言える。
元々軍隊は政治家や一般官僚とは違って、有事の際には戦場で命をかけ、与えられた任務を遂行せねばならない集団なので、同盟間の信頼の土台は軍隊・軍人間の絆と結束が最も現実的で重要といえる。そして、駐韓米軍司令官を兼ね、韓国軍への作戦指揮権を持つ国連軍司令官は、制度的に韓半島戦区を指揮する軍司令官以上の役割を果たさねばならなかった。
駐韓米軍は1945年9月、日本軍の降伏を受けるため韓半島に進駐以来、大韓民国の建国と韓国軍の建設に寄与、共産側の6・25南侵戦争を撃退する過程で米国の世界戦略やアジア太平洋地域での米国の力を象徴する。
だが、多くの象徴と期待、評価にもかかわらず、停戦状況で国連軍司令部と韓・米の軍事的結束の実体、その能力を確認する方法、機会はなかなか来なかった。ところが韓米同盟の軍事的能力と態勢、戦闘力と戦争抑制力を確認できる事件が発生した。
1976年8月18日の午前、国連軍司令部が管理する板門店共同警備区域で、観測活動のための日常的な視界確保の作業をしていた韓米将兵が、北韓軍の攻撃を受け、米軍将校2人が殺害され、韓米将兵8人が負傷した。北韓側は米軍将校2人を斧で殺害した。米国は激怒し、国際社会は衝撃を受けた。
殺害されたボニパス大尉は共同警備区域を管理する中隊長勤務を終え、3日後に帰国予定だった。もう一人のバレット中尉は共同警備区域の小隊長として赴任したばかりだった。この事件は偶発的なものではなく、北側の故意的な挑発と判断された。北側は以前から、停戦協定による板門店共同警備区域の国連軍を攻撃し、拉致を試みてきた。米国は、北側の野蛮な犯罪を迅速かつ断固として懲罰、報復しなければなった。
事件の当日、国連軍司令官のスチルウェル大将は、帰国・退役命令を受け、日本自衛隊を告別訪問するため日本を訪問中だった。国連軍司令官は直ちに帰国し対策を樹立した。ワシントンと緊密に協議しながら報復作戦計画を樹立した。6・25戦争休戦後、最大の連合作戦だった。
(つづく)

2025-01-15 3面
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