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最終更新日: 2024-11-19 12:39:03
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2024年03月05日 11:58
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【社説】尹政権の最優先課題は韓半島を戦場にしないこと

 韓半島に戦争の暗雲が垂れている。中東戦争の影に隠れたかっこうとなったウクライナ戦争が、アブデエフカでの攻防戦後、ゼレンスキー側の戦線が総崩れの兆候が見え、NATOが代理戦の仮面を脱いでロシアとの戦争の前面に出た。
NATOは、彼らが起こした無謀な戦争の敗北を認めず、核戦争も辞さないという戦争持続・拡大の構えを見せている。
この戦争は当初からNATOが企画し、情報と軍需支援はもちろん、NATO軍や傭兵たちが身分を隠し戦闘に直接参加してきた。NATO諸国の戦死者は1万数千人を上回るという。
西欧がロシアとの共存を拒否する以上、ロシアは生存のために戦線と占領目標を拡大するしかない。トランスニストリアの自治議会が先週、ロシアに保護要請決議をした。
西欧の戦争狂たちが確戦を画策するが、米国は経済力でも軍事準備態勢でも戦争態勢を整えられない。米国はすぐにイラクやシリアなど中東から撤退を強要されている。米国を圧迫しているシーア派の中心はイランだ。
ところが、米国はイランどころか、ヒズボラやイエメン軍とも戦争を避ける。紅海の入口を塞いでいるイエメン軍との地上戦にも踏み切れないのが現実だ。米国は消耗戦、特に人的消費に耐えられない。内戦状態の米国のバイデン政権の戦争は、国内政治に従属し、明確なビジョンなしで右往左往し、同盟国らを苛んでいる。
この状況で、NATOの好戦分子は、無条件にロシアと戦争を望んでいる。フランスのマクロン大統領のウクライナへの派兵案と、ドイツ空軍の首脳部が長距離ステルスミサイルのタウルスをウクライナに提供し、ドイツ軍を派兵する偽装対策などの議論内容が暴露されたこと、そしてこの過程で英仏の兵力をウクライナで活動している事実だ。
彼ら好戦分子がEU諸国をそう引っ張っていると思うしかない。ドイツは、直接参戦を望まないが、上記の好戦勢力の指示を拒否できない屈辱的状況だ。
ドイツ国民は哀れだ。プーチン大統領が先月、タッカー・カールソンとのインタビューの際、米CIAがノルドストリーム2を爆破したと明言したのに、西欧諸国は皆が何も聞いてないふりをしている。これが主権のない西欧諸国の姿だ。
米国は今、資金がないため遠征戦争ができない。米国は1年に国防費の3倍以上の国家負債が増えている。ペトロダラー体制は解体されている。米国が自らペトロダラー体制を破壊した。
軍事的にも米国が誇ってきた先端武器は戦場で効率性、信頼性が落ちている。何よりも戦争の様相が変わった。米国は伝統的に圧倒的な空軍力の優位をもって戦争に臨んだ。海軍の空母戦闘団も同じだ。ところが、高性能対空ミサイルが登場、米軍の空中優勢が崩れている。圧倒的技術力で軍事優位維持が通じなくなったのだ。
米軍と連合軍を構成してきた韓国軍は、軍事パラダイムの変化に適応を急がねばならない。
ところで、韓国を欧州戦争に引き込んでいる西欧は正常な国々なのか。英国など西欧の権力集団は、トランプが再び米大統領になることに拒否反応を示している。米国大統領は米国民が選ぶのが当然なのに、英国などEU権力層は米国大統領も彼らに都合の良い者を選ぼうとする。全世界を彼らが支配しなければならないという植民主義、帝国主義の露骨な発露だ。
西欧は、彼らが世界を支配するという考えを捨てねばならない。支配ではなく共存し共同繁栄を追求すべきだ。韓国は、世界支配を夢見る勢力の戦争道具、支配道具になってはならない。西欧が起こした戦争に巻き込まれ、国力を消耗せず、まず韓半島を戦場にしないよう覚悟と知恵、努力を尽くすべきだ。

2024-03-06 1面
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