平壌の指令に盲従する朝総連は、彼らが日本社会にどう映っているのかなど完全無視している。それで宣伝事業が成り立つのか。朝鮮新報は、自分たちの主張が相互矛盾し、衝突する記事を平然と掲載する。自由世界に住みながら、金日成邪教全体主義の洗脳から目覚めず、神政体制の信徒、虐殺者の道具であることも厭わない朝総連は、韓民族の恥だ。
朝総連幹部は、反人道犯罪の共犯
朝鮮新報7日付の8面(日本語版)には、佐渡鉱山での朝鮮人労働をトップ記事に載せた。そして1面トップには、平壌で第2次初級党秘書会議が開催されたことを報じた。いったい在日の生活に何の意味もない労働党初級党秘書会議をなぜ大きく報道するのか。これは、同胞たちを首領に無条件に服従する党の部品として扱う記事だ。
この1面と8面はどう受け止めればいいだろう。人民は尊厳な主体としての個人なのか、全体主義独裁体制の部品なのか。人民たちに賃金も支払わず、安全対策も無視したまま各種建設現場に強制動員する金日成王朝こそ「日帝の強制徴用」よりも悪いのではないか。
3月2日付の朝鮮新報は、金正恩が許宗萬議長の87歳の誕生日に祝電を送ったということが1面トップ記事だ。金正恩が、直轄植民地を管理する終身議長に格別な配慮を見せた。朝総連中央は今、25全大会の準備を強調している。朝総連の代表である議長も、自らの投票で決められない。平壌から任命された朝総連幹部たちは、同胞を洗脳する反人道犯罪の共犯だ。
平壌によって労働党直轄植民地の朝総連の管理者となる者はどう選抜、訓練されるか。これは朝総連中央第1部議長兼組織局長の朴久好を通じて知ることができる。朴久第1副議長は、朝大を卒業後、特別なケースで平壌に行って1年間特殊訓練を受けたグループの一員だ。朴久好は朝青委員長を経て、金日成の統一戦線工作である汎民連、汎青学連で核心的な活動をした。彼は中央本部の統一運動局長として「6・15民族共同委員会」工作に従事、2006年5月に「在日同胞連邦制事変」のときはその場に配席した。
北韓の真実は、朝鮮新報ではなく脱北者が伝えるYouTubeを見ればよく分かる。脱北者たちの証言こそが韓民族の歴史だ。脱北者たちの放送を聞いていると統一部など必要ないという気がする。この前、韓国の対北食糧支援がどのように消費されるかの証言が出た。一部はチャンマダンで売れるが、主に特殊部隊に供給されたという。
証言は、金正恩を警護する974部隊(党中央委員会6処)の出身者のものだ。
(つづく)
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