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最終更新日: 2020-11-18 09:01:27
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2020年11月05日 00:00
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ノースコリアンナイト~ある脱北者の物語(41)11月の越冬キムチ作りと家族で夜通し行った白菜泥棒対策

 北朝鮮の冬は11月から始まる。1980年代までは11月に入ると雪が降り、とても寒かった。90年代からは冷たい雨が降る日が多くなってきた。
11月の大体の気温を覚えているのは、北朝鮮では11月に入ってから全国の家庭で越冬準備の一つであるキムチ作りがあるからだ。
北朝鮮の地図で咸鏡南道中間部の北の地域は、寒さが早く来るから10月中旬からキムチ作りに入る。この地域では白菜キムチよりキャベツキムチが主流だ。
90年代からは世界的な気候変動の影響からか冬が短くなり、また極度の経済難から越冬キムチ作りの風景が変わった。
北朝鮮では冬の食料としてキムチがないととても大変で、一人当たり少なくとも50キロの白菜で越冬キムチを作らないと駄目だった。
10月10日の朝鮮労働党創建日政治行事が思想闘争会まで終わってから、北朝鮮の人々は唯一政治行事がない11月に息抜きをして、積もったストレスをキムチ作りで解消しようとしていた。全国で、9月9日の北朝鮮建国日政治行事と合わせた10月10日の政治行事の思想闘争会で一般国民は心身の疲れがMAXになっている中で、幹部たちは白菜や大根など越冬キムチ用の野菜を、畑から一番いい物を取り放題していた。
越冬大根収穫が分配まで終わり白菜収穫が始まると、何故かいつも雪か雨が降り出して白菜の重さを増していた。農場管理委員会と幹部たちは大喜びしていたが、一般人には大変なことだった。凍ったり濡れたりした白菜は腐敗が酷く、最初から質が悪かった白菜の様子は、今思い出すと人が食べるにはとても無理があるものだった。日本に来てスーパーに並ぶ綺麗でハンサムな白菜を見ると、いろいろな風景が頭に浮かんで来て一瞬ため息が出てくる。
一般人には酷い白菜でも、国が指定している量を確保できれば幸いだが、いつも量が足りなくてそれを解決する方法は泥棒しかなかった。もちろん泥棒する物は白菜だけではないのだが。
白菜泥棒対策で夜中に家族が交代で白菜警備をするのは普通で、昼間の疲れで居眠りし、泥棒にやられて泣く声と喧嘩する声で自分の白菜は無事かを子どもなのに外に出て確認していた。今も記憶に鮮明なのは、お兄ちゃんがどうしても眠くて我慢できないからと自分で鈴を作って手足と首に付け、その先を白菜積みを囲んだ稲わらと結んで寝ていた。11月の夜は氷点下で寒かった。
私は病弱で、白菜警備をせず大体、両親と兄がしていた。父は入院生活が長かったので、さい頃からお兄ちゃんが主に白菜警備をした。母は世帯主で、北朝鮮で年中ある70日戦闘」とか「100日戦闘」とかで夜中まで仕事で、父が病院から抜け出して来て白菜警備をする時もあった。
先月、朝鮮で金正恩が「80日戦闘」を宣言したとのニュースが流れていた。
今も「○○日戦闘」をやっているのかと思うと、中から冷や汗が出た。
金氏独裁者らとその側近たちは贅沢な暮らしであそび三昧をしているのに、国民だけをこき使って搾取するのは北朝鮮の金氏一族の長年の政治スタイルで3代にわたって何も変わっていないのだ。その上に「人民の父」「慈愛深い父」などあらゆる自画自賛を国民に言わせる厚かましさも一つも変わっていない。
1945年、第2次世界大戦が終わってスターリンの計略で北朝鮮を支配した金氏一族は万古の悪魔で、良心も恥も知らない怪物だ。この人間ではないものに従って自由な日本に住みながら、金氏独裁者たちと手を組んで北朝鮮の人々を搾取している朝鮮総連は、いつか必ず金氏一族らと一緒に歴史の審判を受ける日が来るだろう。
(つづく)

2020-11-05 4面
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