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2019年05月29日 00:00
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大韓民国の建国史(154)朴正煕の革命への情熱に好感を持ったケネディ

 韓米首脳は、いろんな問題を虚心坦懐に話した。ケネディは朴正煕に明日もう一度会おうと言った。予定になかった好意だった。朴正熙はケネディとの1回目の会談で、援助を要請しながら、「自立意志のある国に優先的に与えるべきではないか」という論理を展開した。朴正煕は農民たちに「天は自ら助くる者を助く」と自助の精神を強調してきたが、その論理を米国にも堂々と展開した。
「自助の精神の發揚による自立経済の建設、自立経済に根ざした自主国防、自主国防ができてこそ、真の統一国家も、独立国家にもなれる」という、自助自立自主独立統一への論理は、朴正煕が死ぬまで堅持した国家近代化戦略の哲学的基盤だった。朴正煕は、この考えをセマウル運動など近代化の作業にそのまま適用した。セマウル事業を推進するときは、最も貧しい村を先に支援するのではなく、自助精神が最も強い村を先に支援して競争に火をつけた。
ケネディ大統領と首脳会談を終えた朴議長は駐米韓国大使の官邸に戻って丁一権大使が朴議長のため主催したレセプションに出席した。ワシントン駐在の外交官たちとレムニチャー合同参謀議長など軍人がたくさんきた。朴議長一行は途中レセプション場を出た。ホワイトハウスの近くブレアハウス(国賓のゲストハウス)で、ラスク国務長官主催の晩餐があった。
ワシントン到着3日目の15日も朴正煕議長は忙しい日程を消化した。午前8時、ケネディ大統領の軍事顧問のマクスウェル・テイラー大将が、朴議長が滞在した大使官邸にきて朝食を一緒にしながら、韓国軍の近代化問題を話した。朴議長は午前10時、フリマン農務長官を訪問、国土建設事業とこれを支援する米国の余剰農産物の導入を協議した。午前11時、朴議長は再びマクナマラ国防長官を訪ねた。前日、朴議長が提案したベトナムへの派兵が主に討議された。会談は午餐に繋がって続いた。
午後、朴議長はホッジス商務長官を訪問した。朴議長は経済開発5カ年計画を説明、民間投資誘致に対するホッジス長官の協力を要請した。朴議長は午後4時、ホワイトハウスのケネディ大統領を訪ねた。朴議長は「5カ年計画が始まる来年が最も厳しい年になりそうだ。海外借款の形で特別支援を要請する」と言った。ケネディ大統領は「検討してみる」と言った。ケネディは、朴正煕が提案した韓国軍のベトナム派兵について慎重な姿勢を見せた(この時は、米国がまだ米軍を派兵しなかった)。
「ベトナムへのわれわれの援助は当分経済的支援、そして装備や通信のような分野に限定されると思われる。これ以上の援助が必要かどうかは、ベトナム国民が政府を支持するか、自由のため戦う覚悟ができているかで決まるでしょう。もし、ベトナム国民が政府を支持し自分の責務を果たせば、朴議長が提案されたような外部からの助けは必要ないでしょう」
ケネディ大統領は、朴議長の派兵提案に対し一旦「今の段階では必要ない」という態度を見せた。2年後、ケネディ大統領が暗殺される1カ月前に起こったゴ・ディン・ジエム大統領に対する南ベトナム軍部クーデターとその後の政治不安が米国を泥沼に引き入れる。南ベトナム軍のクーデター謀議を支援した米国は、ゴ・ディン・ジエムに代わる強力な指導者たちを発掘できず南ベトナム政府に代わって共産ゲリラとの戦いを引き受けるようになる。このとき、朴正熙のベトナム派兵の提案は新たな意味を持つようになる。(つづく)

2019-05-29 3面
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