金正恩が最高人民会議での施政演説(12日)を通じて非核化を拒否、米国と対決を宣言した。金正恩は、「自分は一度も北韓が核放棄をすると言ったことがない」とまで言い放った。文在寅を「詐欺師」にした。そして、文が自分の側に立つよう要求した。
金正恩が「施政演説」を通じて、米・韓に向けたメッセージの要点は以下のとおりだ。
北は決して核を放棄しない。したがって、米国の完全な非核化要求に決して屈服しない。北韓はハノイ会談で提示した「寧辺の核施設の廃棄と制裁緩和」を交換する立場を変えない。米国が決断を下せ。南朝鮮当局は「出しゃばりの仲介者」や「促進役」をやめ、民族の一員として、民族の利益を擁護する当事者となれ。したがって文在寅は今、米国か北かを明らかにせよ。これ以上、対北制裁の緩和に執着しない。3回の米朝首脳会談もトランプの考えが変わらねば、会うつもりはない。米国が年末まで変わらねば、北は自分の道を行く。一戦辞さずの覚悟ができている。
もちろん、トランプ大統領は「非核化」の対象と範囲と時期を明示したビッグディールの要求を撤回する考えは全くない。金正恩はトランプの計算方式には絶対屈服しないと言ったから、衝突しかない。期限は今年だ。このすべてをもたらしたのは「南側の大統領」文在寅だ。今、米国と北が同時に文在寅に「あなたのアイデンティティを明らかにせよ」と要求している。トランプか金正恩かの選択を攻めている。
金正恩は、米国にはったりをかましたが、すでにトランプ大統領の罠にはまった。脱北者たちは北の地方ではすでに餓死者が発生していると伝えている。そして、心理的な不安のため買いだめが始まったという。
金正恩が国家元首として登場したのは当然だ。父の金正日と違って彼は自ら乗り出すのを好む。だが、直接乗り出した以上、すべての責任は彼にくる。 |