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最終更新日: 2017-11-15 00:00:00
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2017年02月15日 21:27
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大韓民国の建国史(58)
仁川上陸作戦で戦況逆転、慌てたスターリン

 北韓軍の無秩序な全面敗走過程で、人民軍総政治局が作られる。初代総政治局長は朴憲永、2014年4月に就任した黄炳瑞は13人目の総政治局長だ。
スターリンは、仁川上陸作戦3日後の9月18日、4個師団を洛東江戦線からソウルに移動させるよう、金日成に通告せよと、ソ連軍首席顧問官のワシリーエフ将軍とスティコフ大使に暗号電文で指示した。国防長官のワシリエフスキー元帥には、沿海州基地のソ連空軍戦闘機中隊を急派して平壌上空を防御する緊急計画を樹立し、北韓軍に空中支援を提供するよう指示した。
スターリンは、仁川上陸作戦の重要性に気づいていなかったスティコフとワシリーエフの戦略的無知を厳しく叱責した。スティコフは国連軍の仁川上陸を北韓軍の主力を分散させるための欺瞞策と主張していた。スターリンは、ソ連陸軍参謀次長のザハロフ大将を平壤へ急派した。金日成が全兵力を洛東江戦線から撤退させてソウルの防衛のため再編成するよう、スティコフとワシリーエフに監督させるためだった。
ソ連の圧力を受けた金日成は、9月25日になってようやく、釜山橋頭堡占領を断念した。そして、自ら人民軍最高司令官と国防長官を兼任し、北韓地域で6個歩兵師団を編成し、南韓の兵力を全員北韓に撤収させた。
金日成とソ連軍事顧問らの重大なミスに激怒したスターリンは9月27日、ソ連共産党政治局の緊急会議を開き、北韓軍とソ連軍事顧問団の戦略・戦術的無知と失態を叱責する決議を採択した。北にいた多くのソ連の政治顧問と軍事顧問が交代させられた。翌日ソウルが国連軍の手に落ちるや、ソ連共産党政治局は、北韓軍の南韓からの撤退と今後の任務を、北韓防衛に限定する決定を下した。
国連軍がソウルを奪還した9月28日、平壌上空には早朝から米軍のB‐29爆撃機が飛来して市街地を爆撃した。金日成は午前7時に平壌新陽里の防空壕の中で軍事委員会(7人委員会)を招集。そこで特別秘密指令を下した。
(1)後退中の人民軍の各級指揮官、特に将官級と党の政権機関幹部の思想動向と行動を徹底的に監視すること、(2)金日成一族を安全に満州へ護送すること、(3)ソウルから護送(拉致)してきた右翼・民族陣営の人士を最終審査し、現地処刑すべき者と継続連行が必要な者を分類すること、(4)保護(監禁)中の曺晩植を江界方面に移送する計画を立て、もし応じなければ平壌で処断すること。
拉致した人士の最終審査、処断(虐殺)、護送と曺晩植の処理は、平壌市政治保衛部長の李オソンと政治保衛部第1副部長の文トクイルに委ね、平壌市政治保衛部の審査課長・韓ギュマン少佐が実行役となった。曺晩植はほかの民間人と一緒に大同江辺の内務省情報処で処刑された。
6・25戦争中の戦時拉北者(韓国人拉致被害者)の全貌は不明だが、15万人以上の民間人が北に連行されたと推定される。休戦後、韓国当局が拉北者の名簿を作ったが、長い間、無関心の中で放置されてきた。2000年11月、再結成された「6・25事変拉北者家族会」が資料を発掘し、作ったデータベースに収録された人だけでも11万2627人だ。休戦後、混乱時に作成された名簿をもとにしたため把握されなかったケースを考慮すると、金日成の命令で行われた戦時拉致の被害者は15万人以上と見るべきだ。彼らは戦闘中の捕虜ではない。民間人拉致は戦争犯罪だ。(つづく)

2017-02-15 3面
 
大韓民国の建国史(57)
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