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2016年11月23日 12:55
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瞻星臺=編集余話

 米政府系のラジオ「自由アジア放送」(RFA)によると、北韓の北東端に位置する咸鏡北道で、党幹部への襲撃事件が頻発しているという▼道都の清津では9月と10月の2カ月間で、19件の殺人事件が起きた。そのうち党幹部への復讐と疑われる事件が3件、未遂は2件だったとRFAは伝えている▼党幹部に限らず、北韓官吏の横暴ぶりは広く伝わっている。住民にわいろを要求したり、難癖をつけて私財を没収したりといったことは日常茶飯事で、あろうことか住民を守るべき軍人や、警官に相当する人民保安員がその先頭に立っている▼以前なら泣き寝入りするしかなかった住民が報復するようになったのは、役人たちがかさに着ている労働党の”威光”が鈍ったためか。あるいは住民たちの力が強くなったのか。殺害という手段は決して褒められたものではないが、それだけ怒りがたまっているということだろう▼襲撃は、咸鏡北道の西に位置する両江道でも起きているという。党幹部だけでなく保安員も報復の対象になっている。襲撃犯は逃走中だが、司法当局も報復を恐れ、捜査に本腰は入っていないようだ▼いわゆる「北送事業」で北に渡った人たちの中には、自分たちをだまして「地上の楽園」に送り出した朝鮮総連に強い怒りを覚えている人が少なくない。総連に同調し、いまだに彼らを支援している日本人も、脱北者から見れば同じだ。近い将来、北が解放され、北送された人やその子孫が日本に来れば…。報復におびえるのは彼らだろう。

2016-11-23 1面
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