ログイン 新規登録
最終更新日: 2024-11-19 12:39:03
Untitled Document
ホーム > 主張 > オピニオン
2016年07月13日 12:40
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
瞻星臺=編集余話

 韓国に「以熱治熱」という言葉がある。熱をもって熱を治める。暑さも厳しさを増すこれからの時期、冷たいものばかり食べていては内臓を冷やすので、むしろ温かいものを食べなさいという意味で使われる▼なればと鍋料理やラーメンでも食べようかと思うのだが、小欄は大の猫舌ときたものだから困る。調べてみたところ、熱いものを食べる時には舌の先をなるべく当てないようにするのがコツらしい。そうすれば熱さをさほど感じることなくのど元を過ぎてしまうのだとか▼この舌の先、三寸使えば人を言いくるめたりだましたりもできる。先週末の参院選においては、この舌先は徹底して隠された。いわずもがな、改憲の議論である。もはや舌先、口先では丸め込めないと思ったのだろうか、自民党は公約の下の方に改憲を入れた。そのため論戦では語られることが少なかった▼テロ事件や都知事選などが同時進行していた上、18歳まで有権者の年齢が引き下げられたことも、参院選の争点にスポットが当てられなかった理由になるだろう。追い風を受け、改憲勢力は難なく勝利した▼自民党の公約には、憲法改正について平和主義などの堅持や、「国民合意の上」での改正がうたわれている。日本人だけでなく、周辺国の国民も、間違った方向に進まないかと懸念している。「舌の根も乾かぬうちに」ということのないよう、行く末を見守る必要があろう。平和を願う熱をもって、逆行しようとする熱を治める。そう覚悟しなければならなくなった猛暑の夏である。

2016-07-13 1面
뉴스스크랩하기
オピニオンセクション一覧へ
写真で振り返る2024年「四天王寺ワ...
金永會の万葉集イヤギ 第30回
李在明・共に民主党に1審有罪
北韓軍派兵に韓国は様子見モード
トランプ氏再選で変わる世界
ブログ記事
マイナンバーそのものの廃止を
精神論〔1758年〕 第三部 第28章 北方諸民族の征服について
精神論〔1758年〕 第三部 第27章 上に確立された諸原理と諸事実との関係について
フッサール「デカルト的省察」(1931)
リベラルかネオリベか
自由統一
北朝鮮人権映画祭実行委が上映とトーク
金正恩氏の権威強化進む
北韓が新たな韓日分断策
趙成允氏へ「木蓮章」伝授式
コラム 北韓の「スパイ天国」という惨状


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません