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2016年03月24日 08:41
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瞻星臺=編集余話

 プロ野球で、試合前の円陣で声出しをした選手に現金が渡されていたことが発覚した。賭博問題で3人の現役選手が球界を追われ、有名OBの薬物問題も社会を騒がせた。そこに追い打ちをかけるような醜聞だ▼おそらく、最初は本当に験担ぎのつもりだったのだろう。金は選手同士が出し合っていた。連勝すれば、選手が出す額が上がることもあった。これが複数の球団で、長年にわたって横行していたらしい▼初めて円陣に加わったルーキーたちは、最初は違和感を抱いたのではないか。だが、いつの間にかそれがプロの空気、プロの水だと思いこんで感覚がまひしていった…。そう考えられなくもない▼ギャンブルで借金を抱えていたドストエフスキーは、真実と嘘という単語を作品中に多く残している。代表作のひとつ『カラマーゾフの兄弟』では、自分に嘘をつき、その嘘に耳を傾ける者は、自分の中の真実を見分けられなくなる隘路にぶつかると戒めている。『罪と罰』では、この世で真実を語るより困難なことはなく、こびへつらうことほど容易なことはないと指摘している▼「声出し」の報道は、決してプロ野球の世界だけの話ではない。新年度が始まるこれからの季節、「水に慣れろ」、「空気になじめ」という言葉を聞く機会は増えるだろう。われわれも間違うことのないよう、他山の石としたい。

2016-03-24 1面
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