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2016年01月01日 00:00
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瞻星臺=編集余話

 解放(終戦)70年、韓日国交正常化50年という節目の年だった2015年、それまで悪化の一途をたどっていた韓日関係の改善に、多くの人が期待した。願ったという言い方でもいいかもしれない。だが、それはついに叶わなかった▼節目の年が明けた2016年、それでも希望をもつしかない。楽観的に見れば、多くの悪材料は昨年末で出つくした。好転の兆しも見えている▼産経新聞ソウル支局長の裁判は、無罪という形で決着がつき、韓国憲法裁は、韓日請求権協定の違憲判断を拒否した。岸田外相の訪韓も実現した。韓日は問題を抱えつつも歩み寄っているのだ▼こうした懸案に対して東海大学の金慶珠教授は、両国首脳が積極的にメッセージを発信し続けることが重要だと主張する。両国民にとって、完全に納得できる解決策などない中、政治がリーダーシップを発揮することを期待しての言葉だ▼今年は申年だ。サルは古来、韓国では幸運の象徴とはとらえられていなかった。ただ、建物を火災などから守るという程度の験はあると信じられているようだ▼日本では日光東照宮にある三猿が有名だ。「見ざる、聞かざる、言わざる」である。実はこれ、子猿への教えだといわれている。子どもの頃はいいものだけを見て聞いて話すことが望ましいということだ▼「成熟した両国関係」とは言い古された表現だが、いやなものでもしっかり見つめ、相手の言い分に耳を傾け、積極的に発信する。そういう関係になることを今年は期待したい。

2016-01-01 1面
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