ログイン 新規登録
最終更新日: 2024-11-19 12:39:03
Untitled Document
ホーム > 主張 > オピニオン
2015年11月11日 11:37
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
瞻星臺=編集余話

 「威厳と良心をもって行動していこう」。8日に投開票が行われたミャンマーの総選挙で、勝利を確信した野党NLDの党首、アウン・サン・スー・チー氏が支持者に語りかけた。正式な集計は出ていないが、勝利は確実と見られている▼群衆は「母なるスー・チー」と叫ぶ。その熱烈ぶりを抑えるように、冒頭の言葉を発した。NLDは今から25年前の総選挙で大勝したが、「国の安全を優先する」と軍事政権は権力を譲らず、民主化は達成されなかった▼ミャンマー民主化への期待は高まる。現政権の指導者は、四半世紀前の軍人よりは穏健と見られている上、国を開放する方向に舵を切っている。メディアもおおむね楽観的な観測だ▼ただ、ここ数年、民主化にともなう混乱が中東やアフリカで顕著になっている。「アラブの春」の揺り戻しだ。ミャンマーでも同じことが起きないとは限らない。いや、危険な香りはすでに漂っている▼ミャンマーの憲法上、外国籍の親族(スー・チー氏の息子2人は英国籍)がいる人は大統領になれない。しかしスー・チー氏は、「私は大統領の上に立つ」といってはばからない。民主化運動家としての実績はあっても、政治家としての手腕にはまだ疑問符が付くスー・チー氏である。仮に優れた手腕を発揮できたとしても、超法規的職位を得た前例が、彼女の引退後に混乱を招くこともあろう▼絶対善のように語られがちな「民主化」だが、達成するだけでは不完全だ。歴史はそれを定着させることの難しさと重要さを説いている。

2015-11-11 1面
뉴스스크랩하기
オピニオンセクション一覧へ
金永會の万葉集イヤギ 第30回
写真で振り返る2024年「四天王寺ワ...
李在明・共に民主党に1審有罪
北韓軍派兵に韓国は様子見モード
トランプ氏再選で変わる世界
ブログ記事
マイナンバーそのものの廃止を
精神論〔1758年〕 第三部 第28章 北方諸民族の征服について
精神論〔1758年〕 第三部 第27章 上に確立された諸原理と諸事実との関係について
フッサール「デカルト的省察」(1931)
リベラルかネオリベか
自由統一
北朝鮮人権映画祭実行委が上映とトーク
金正恩氏の権威強化進む
北韓が新たな韓日分断策
趙成允氏へ「木蓮章」伝授式
コラム 北韓の「スパイ天国」という惨状


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません