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2015年05月20日 00:00
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4年で70人以上 加速する恐怖政治
求心力維持のため、対外挑発も

残忍な方法で粛清されたとされる玄永哲

 北韓・金正恩体制の「恐怖政治」が加速している。韓国情報機関の国家情報院によると、朝鮮人民軍ナンバー2の玄永哲人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)が4月30日頃、反逆罪で処刑された。意向に逆らう者には容赦しない党組織指導部の姿勢を鮮明にしたものだ。幹部粛清後、体制引き締めのためミサイル発射などで緊張を高める可能性があり、韓国当局は動向を注視している。

玄永哲は軍総参謀長などを経て昨年6月に人民武力相に就任した。金正恩の側近の一人とされ、現地指導に頻繁に同行していた。軍では最高司令官の金正恩を除き、軍総政治局長の黄炳瑞に次ぐナンバー2とされる。北韓の対ロシア窓口とされ、昨年11月にはプーチン大統領、今年4月には国防相ショイグとそれぞれロシアで会談している。
国情院による国会情報委員会(非公開)への報告によると、玄永哲は金正恩への不満を示し数回にわたり指示に従わなかったほか、金正恩が出席した軍の行事で居眠りしたため、処刑された。見せしめとして数百人が見守るなか、高射機関銃で公開処刑されたという。
韓国当局関係者は、2012年7月の軍総参謀長だった李英鎬の粛清、13年12月の張成澤の処刑とは異なり、今回は労働党政治局による決定や裁判の手続きが取られなかったと指摘。金正恩に対する幹部の不満や反論が広がる可能性があると説明した。
ただ、韓国政府内や専門家の中には、正式発表がないことや、北韓メディアのサイトなどに玄永哲の名前や写真が残っていることなどから、処刑には懐疑的な見方もある。
金正恩政権が発足して以来、幹部らの粛清が相次いでいる。
国情院によると、金正恩が政権に就いてから銃殺された幹部は2012年が3人、13年が約30人、14年が31人、今年はこれまでに8人。これまで70人以上の幹部が処刑されており、金正日が政権に就いてからの4年間で10人余りを処刑したのに比べはるかに多い。
特に、2012年7月に補佐役だった李英鎬軍総参謀長を解任し、13年12月には義理の叔父で「後見人」とされた張成澤を処刑するなど、最高幹部でも金第1書記の意向に逆らえば、なりふり構わず処分を下した。
こうした恐怖政治は求心力強化というよりも副作用を招く可能性がある。
統一研究院の鄭永泰上級研究委員は「金正恩政権の幹部処刑は非常に『衝動的』と言える。恐怖政治は権力強化というより、むしろ政権の寿命を短くする主要要因になりかねない」と分析する。
北韓が張成澤の処刑後、ミサイル発射などで緊張を高めたことは記憶に新しい。今回もすでに玄永哲の処刑が伝えられてから、北韓は黄海側で砲撃訓練を実施するなど、軍事挑発を続けている。17日には祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」を通じ、「恐怖政治」「粛清政治」に言及した韓国を批判し、これを中断しないなら武力で対応すると警告した。
韓国政府関係者は「北韓がさらに反発を強めるのは必至。ミサイル発射など韓半島での緊張を高める可能性があり、北韓の動向を注視している」と話した。

2015-05-20 3面
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