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2013年06月19日 00:17
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南北当局者会談が見送り
北「格」の違い理由に不誠実対応

 韓国と北韓による南北当局者会談が見送りとなった。首席代表の「格」や議題をめぐる隔たりを埋められず、南北の意識のズレが浮き彫りになった形だ。北韓は当局者会談開催が破談になった責任を韓国に転嫁した上、「会談に未練はない」との立場を表明。16日には米朝間の高官会談を提案するなど、仕切り直しは当面見通しが立たない情勢だ。

 南北当局者会談は、12日にソウルで開催することで暫定合意したものの、首席代表の格や議題の一部について合意できず、中止となった。韓国側は首席代表として金養建・労働党統一戦線部長の出席を要請したが、北韓はこれに応じず、姜志英・祖国平和統一委員会書記局長の出席を通知。韓国側も首席代表を統一部の柳吉在長官から金南植次官に格下げした。
 これに北韓が猛反発し、開催予定前夜に最終調整が決裂する異例の事態となった。韓国側の正当な原則対応に北側が難癖をつけ、南北会談は決裂したのだ。
 韓国の立場としては、金養建氏の出席を求めたのは「格」を合わせるというよりも実質的な協議を行うためだった。今回の会談の主要議題の一つだった開城工業団地の稼働停止は、金氏名義での談話を通じ宣言されたためだ。
 北韓が真摯な協議を望んでいるならば金氏を出すはずだった。北韓が南北間の懸案を韓国との対話によって解決するという考えはなかったということだ。北韓は自らの関心事ではない議題に興味はなく、会談内容とは別の次元にある「格」を理由に融通をきかせない姿勢で一貫した。また韓国が求めた議題に関心を示さず、「6・15 南北共同宣言」の記念行事共催を強調していたこともその表れだろう。
 南北会談が決裂後の北韓の動きは早かった。
 北韓の国防委員会報道官は16日、「重大談話」を発表し、米国に高官会談を提案した。会談の内容は韓半島の緊張緩和で、会談の場所や日時は「米国が決めればいい」としている。また北韓サイドは前提条件なしの参加を米国に求めた。
 これに対し米国家安全保障会議のヘイデン報道官は同日、前提条件として北韓が非核化に向けた具体的行動を取ることを提示した。同報道官は、「北韓のことは、言葉でなく、行動で判断する」と述べた。会談が実現する見込みは少ないというのが米当局者の見方だ。
 韓国とは核放棄に関する話し合いはしないとの立場を堅持しながら、米国とは自らが何度も反故にしてきた非核化の話し合いをしたいということだ。これも韓国との対話による問題解決の意思がなかったことの証左といえる。
 米国が提案に乗る見込みは薄く、国際社会の制裁に焦りと孤立感を深めている北韓が使えるカードは、再び韓国との融和ムードを演出することしかないとの見方が出ている。国内の北韓専門家の間では、北韓の「対南融和ムード醸成時期」は韓中首脳会談の前後(6月末)になるとの見方が広がっている。
 6月6日に北韓が対南対話を提起した背景には、8日に終わった米中首脳会談を前に柔軟な姿勢を示すためだったという意図があったのだろう。韓国国防研究院の車斗鉉・元研究員は、北韓が韓国に対話を提案してきた理由について、「米国との対話を進めるためのパフォーマンスだった。韓国と対話を進めようとしたが、やはりダメだから対話をしようと米国に迫る口実をつくる必要があった」と指摘する。
 一方の韓国は、自らが決めた原則を通した。南北対話の提案自体は韓国側から発せられたものだったが、議題として提案したのは事実上の稼働停止状態になっている開城工団の再開だった。
 それに対して北韓は、韓国の民間団体宛てに協議を申し込んだ。こうして開城に戻りたい韓国企業と政府の離間を図った。議題についても北韓が南北共同宣言の記念行事共催についての話し合いを提案したが、開城問題優先を貫いた。
 今後も北韓から対話のアプローチがあるだろうが、原則は貫くべきだ。

2013-06-19 1面
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