2012年も残すところ半年あまりとなった。この1年間で韓国や在日同胞社会ではどのような動きがあったのか。本紙独自の基準で主要ニュースをピックアップした。
<在外選挙>
今年から韓国の国政選挙に在外国民の参加が可能になった。今年は4月と12月に行われた。
<総選挙>
4月に行われた韓国総選挙。獲得議席ではセヌリ党の勝利となったが、事実上は野党との「引き分け」に終わった。京都の姜宗憲氏が統合進歩党から比例区で出馬したが落選した。在外投票が初めて実施された選挙だった。
<大統領選挙>
事実上、与党セヌリ党の朴槿惠候補(写真上)と最大野党・民主統合党の文在寅候補(下)の一騎打ちとなった。在外投票は10日に締め切られ、本国での投開票は19日に行われる。
<北のミサイル発射>
北韓は4月、人工衛星打ち上げと称して事実上のミサイル発射実験を行った。発射されたミサイルは打ち上げ後すぐに海に落下した。
<欧州金融危機>
ギリシャの財政赤字が表面化し、欧州全体が信用不安に陥った。ギリシャでは暴動が起き、危機は南欧諸国に波及した。欧州向けの輸出が多い中国経済もダメージを受け、中国が最大の貿易相手国である韓国の経済にも影響が及んだ。
<ロンドン五輪>
8月12日(現地時間)に閉幕したロンドン五輪。韓国選手団は金13銀8銅7の総合5位で大会を終えた。総合順位ではソウル大会の4位に次ぐ高位で、金メダル数でも過去最多を更新した。一方、韓国選手が誤審に巻き込まれたことも話題になった。
<麗水万博>
全羅南道の麗水で8月12日まで万博が行われた。韓国では2回目の万博開催となった。入場者は目標数を越えたが、収益は不調だった。
<韓日関係が悪化>
李明博大統領が8月10日、韓国大統領としては初めて独島(竹島)を訪問した。その後も天皇に対する発言などで日本人の対韓感情が悪化。現在も観光業を中心にダメージが残っている。
<PSY旋風>
7月にリリースした「江南スタイル」が大ヒット。「馬ダンス」もブームに。
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