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2012年01月12日 00:48
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中国のため自由統一が困難だと言うが...
民族自決の要求を止められた国は無かった!
自由統一論- history making(5)
金成昱
統一費用をはじめ中国や日本の反対、大量難民、南北の格差や異質感など次々と出る自由統一不可論の中でどれ一つも絶対的名分が無い。ドイツ統一の先例(成功)はそういう面でわれわれには祝福だ。
第1、2次世界大戦の戦犯国家だったドイツは、戦勝4ヶ国によって分断され、この4ヶ国の同意なしでは統一は不可能だった。ソ連は2次世界大戦の総死傷者5千万人の半分以上の2700万人がドイツ軍によって命を失った。ドイツがまた一つになることはソ連には悪夢だった。東と西ドイツは共に戒厳宣言権も持てず、東ドイツには30万以上のソ連軍が駐留した。
米国を除いたソ連、英国、フランスが全部ドイツの統一に賛成せず、サッチャー首相はドイツの統一を「必死に」反対して回った。だが、「Wir sind ein volk(われわれは一つの民族だ)」という民族自決の要求を止められた国はなかった。ライプチヒの月曜礼拝から始まった小川のようだった東ドイツの民主化運動は、半年も経たない内に20万人以上の巨大な川になってベルリンの壁を倒した。
中国と日本には共に韓国の統一を歓迎すべき理由は多くない。しかし、重要なのは民族の意志だ。すでに寿命の終わった北韓を整理する韓国の意志が未来を決定する。
統一後の南北の格差や異質感を云々するが、今ドイツの総理は東ドイツ出身のメルケルだ。2011年現在ドイツの東西地域の格差はイタリアの南部と北部の格差より小さい。
大量難民の話も同じだ。北韓が崩壊すれば南韓に途方もない遊民が来るという主張も説得力がない。江南が良いからと江北に住む住民が全部来るわけはない。
休戦線の北側の同族が望むことは食糧、安全、自由そして豊かさだ。北韓に人間の尊厳と価値を保障する基本権が保障され、北韓の再建が進んで働き口が提供されれば南韓にまできて苦労する理由がなくなる。現実は南韓に来た脱北者たちは北韓が開かれる日を待ち望んでいる。故郷に戻って再建の主役になりたいという訳だ。強制収用所が解体され、いつ連行されるか分からなかった恐怖が消え、すっかり疲弊した北韓に道路、鉄道、工場、企業が出来始めれば、北韓は南韓に劣らない素晴らしい空間になるに違いない。
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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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