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2011年10月28日 10:16
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血を流さないと到底癒えそうもないものが「従北病」だ!
趙甲済
ソウルの有権者たちが市長選挙で天安艦爆沈の責任が李明博政府にあると主張し、「金日成万歳」を処罰してはならないと言った人に最も多く票を投じた。休戦中の国でこれほど利敵行為をしてもこれほど重要な職責に就けるなら、国民の精神健康と祖国の未来を深刻に憂慮せざるを得ない。
1995年、イスラエル軍を取材中会ったある古参の軍事記者は私にこう忠告した。
「外国軍隊が駐留することになると国民は精神的に病むことになります。私たちが苦労しながら自主国防をやる理由があります。」
朴正煕大統領は、「駐韓米軍が駐留する限り学生たちの無責任なデモは続くだろう」と言った。安保は米軍に任せておいて行う政争はささいなことに命をかけるものだ。
英国の小説家ジョージ・オーウェルは、「人間は観念の遊戯を無制限に引き摺っていけるが、そうした結果として戦争を招く場合が多い」と言った。
年俸1億ウォンを超える、世界優秀の航空社の機長が従北遊びを趣味のようにやって摘発された。朴元淳氏は、平沢の米軍基地を「戦争侵略基地」と非難し済州海軍基地建設を不法だと我を張った人間だ。
国防を外国に任せておけば、成熟していない国民が世間知らずになるという証拠だ。そういう国民が多いと従北機長、従北市長、従北議員、従北大統領、従北国防長官の登場もあり得る。こういう従北現象は一種の精神疾患だ。
従北や利敵行為を何気なく考える有権者の観念的遊戯は、ジョージ・オーウェルの洞察のとおり戦争のような流血事態や経済恐慌を招く。経済が破綻して職場を失うか血を流さないと到底癒えそうもないものが従北病だ。
統一革命党事件に連累して死刑にされた金瓆洛は転向した後書いた手記でこう記した。「いかなる共産主義者もスプーンや箸でご飯を食べ、箸の代わりにマルクス・レーニン主義でご飯を食べない。」
生の現実を直視するようにさせるのは戦争や経済恐慌だ。そういう状況を予防するためには選挙をまともにしなければならないが、このような国民水準、こういう政権のレベル、こういう政治の水準、こういう言論レベルでは難しい。失敗の体験から学ぶしかないだろう。われわれがやるべきことは、内戦的状況にまで備えながら力を蓄えることだ。もちろん、金正日政権が崩壊して従北の根拠地が消滅すれば良いが、これも自ずとできるものではない。
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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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