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2011年10月27日 01:35
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もはや「ハンナラ党」では駄目だ!
出口調査結果の発表直後から「保守新党を!」の叫びが噴出、自由愛国勢力の希望がそこにある
鋼鉄軍靴
ソウル市長補欠選挙(10月26日)の出口調査で、汎左派候補の朴元淳の当選が有力と分かった。
戸籍を分ける方法で兵役を逃れ、大企業集り、貧乏な市民運動家を装いながら江南の大型アパート居住など、あらゆる問題点が明確になったのに、朴元淳候補が勝利したのは非常に遺憾なことだ。これは韓国社会全般にわたって左派勢力がそれほど強固に根をおろしているという証拠でもある。
大韓民国首都のソウルが左派の手に落ちるのは残念なことこの上ない。だが、私たちは今回のソウル市長選挙結果が愛国右派の敗北とは考えない。今回の選挙で敗北したのはハンナラ党や民主党で代表される既成の政治勢力だ。
すでに今回のソウル市長選挙で自党の候補すら出せず、朴元淳のチアリーダーに転落してしまった民主党に対しては色々と是非を言うつもりはない。民主党は既に自活力を失った、左派勢力の「第2中隊」(*手先)に過ぎないからだ。
民主党に劣らない敗北者はハンナラ党と李明博政権だ。2007年の大統領選挙で圧勝した李明博政権は、一度も確固たる政治哲学を見せてくれなかった。李明博政権は、「中道実用」だの「公正社会」だのと言いながら左傾化を続けたが、その結果は去る4月27日の再・補欠選挙での敗北だった。
その後発足したハンナラ党の指導部は、ほぼ恐慌状態に陥って争って左傾化を加速させた。党代表、院内代表、党政策委の議長という人々の発言は、民主労働党のそれとほとんど差が無かった。
この国がポピュリズムに進むかどうかを決める戦いだった去る8月24日のソウル市住民投票でも、ハンナラ党は党指導部や次期有力大統領候補である朴槿恵陣営に至るまで責任のある者が皆「俺は関係ない」で一貫した。
去る8月24日のソウル市住民投票で、自由愛国勢力は義兵のような精神で25.7%の票を集めたが、ハンナラ党はそれすら無視した。
ハンナラ党の指導部と朴槿恵陣営は、ポピュリズムに批判的だった羅卿瑗候補に福祉と関連して曖昧な態度を取るように強要した。「ポピュリズムとの戦争」というコンセプトで選挙戦を展開しながら大韓民国の将来を憂慮する全愛国勢力を結集すべきだったのに、それがやれなかったのだ。
こういう状況でハンナラ党が出した候補がこれほど得票したのは、羅卿瑗候補個人の能力と大韓民国の将来を憂慮する自由市民たちの努力の結果だ。
ここで洪準杓代表などハンナラ党の左傾化を先導した党の指導部と、李明博政権、朴槿恵陣営に訊きたい。4月27日の再・補欠選挙後左向け左をやり続けてきたにも拘らず、こういう結果になったことに対してどう説明するつもりなのか?
もはや結論は明確になった。自由愛国勢力の意志と熱望を代弁できないハンナラ党にはこれ以上希望がない。いくら良い候補が出てもハンナラ党の看板では駄目だ。いや、良い候補でも使い道のない候補に駄目にしてしまうのがハンナラ党だ。
ソウル市長選挙(10月26日)の出口調査結果が出た直後から自由愛国勢力内からは「ハンナラ党では駄目だ」という声が自然発生的に噴出している。フェイスブックなどでもそういう議論が活発で、「ハンナラ党解体、新党創党へ進まねばならない」という電話がかかってくる。
希望はまさにここにある。彼らがハンナラ党を打っ壊さねばならない。そうすれば、ハンナラ党は敗れても、来年の総選挙と大統領選挙で自由愛国勢力は勝つことができる。
紀元前480年、レオニダスが率いる300人のスパルタ人は、テルモピュレでペルシアの100万大軍に立向かって戦って全滅された。テルモピュレ戦闘の結果だけを見れば、スパルタ人で代表されるギリシャ人は明らかに敗北した。
だが、それが終わりではなかった。ギリシャ世界の自由のために壮烈に散華した300人のスパルタ人の死の前で全ギリシャ世界が奮い立った。その年の夏のサラミスの海戦と翌年のプラタイアイの戦いでギリシャ軍はペルシア軍を打ち破ってギリシャ世界の自由を護った。
去る8月24日のソウル市住民投票と今回のソウル市長補欠選挙は自由愛国勢力にとってテルモピュレ戦闘だった。政治闘争のインフラが全般的に足りない状況で、そしてハンナラ党がテルモピュレ戦闘でペルシャ軍に背後に回る山道の存在を教えた裏切り者のように
左傾化を加速させる状況で、自由愛国勢力はやれることはやった。呉世勳と羅卿瑗という可能性のある戦士たちを見付けたのも望外の所得だ。
今やハンナラ党を打ち壊し新しい右派政党が現れねばならない。いや、新しい右派政党が現れてハンナラ党を打っ壊さなければならない。戦場に出ようとしない者ら、戦場に出ても戦い方も知らない者ら、戦に当たればまず悲鳴をあげ逃げて敵に立向かって戦おうとする戦士たちの士気まで落とすあの木偶の坊らでは何もできない。
新しい自由愛国勢力が出て戦列を整備し、われわれの時代のサラミスの海戦、プラタイアイの戦いを戦わねばならない。それが国が生きる道だ。
www.chogabje.com 2011-10-26 21:21
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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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