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2011年09月25日 01:52
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自由民主主義を嫌う人間たち
歴史の最終的勝者は自由主義と結合した民主主義だ。
柳根一
近代の民主主義は自由主義と結合した民主主義が先占したものだ。ここで自由主義というのは、哲学的、文化的、政治的な概念、つまり多様な宗教と思想が互いに相手の存立を寛容すると約束するという意味の多元社会の組織原理だ(この多元社会を転覆しようとする行為はもちろん法で禁じられる)。そして国家権力の乱用や巨大集団の横暴から個人の権利を保護するという意味の自由である。経済的には私有財産の神聖性と自由市場経済を核心とするが、共同善の具現のためには市場の失敗を牽制する国家介入の余地もいくらでも備えている制度だ。
自由主義以外の原理と結合した民主主義も勿論ある。例えば、ルソー(Rousseau)の「一般意志(volonte general)+直接民主制」と結合した民主主義の思想もあった。ややもすれば全体主義独裁へ進むかも知れなかったルソーの思想は、しかし世界のどこでも制度として具現されたことがない。滅びた独裁者たちがたまに借用はしたと言われるが…
他にもマルクスとレーニン以来の全体主義的社会主義や、ヒットラーとムッソリーニ以来のナチズムやファシズムが自由主義的民主主義はもちろん、大衆民主主義までも「退廃」や「ブルジョア民主主義」と決め付けて追放したが、その全てが短命の失敗作で終わった。
結局、最終的な勝者は自由主義と結合した民主主義だった。そしてその延長線の上で、民主主義と言ったらそれは当然自由主義と結合した民主主義を指すものと一般的に、普遍的に認識された。
大韓民国の建国憲法を起草した制憲議員たちもこの自由主義的民主主義を意識して新しい国の基礎を作ったということぐらいは今さら改めて再論する余地もない。李承晩博士をはじめ制憲議員たちが自由民主主義の他にルソーの全体主義的直接民主制、レーニンのプロレタリアート独裁、その我流である人民民主主義、毛沢東の新民主主義、そしてその時は存在もしなかった北韓の主体思想を真似しようとしただろうか?
一部の人間は、民主主義を自由民主主義と決め付けると社会民主主義はどうしたらいいのと聞く。だが、それは愚問だ。社会民主主義は自由主義的民主主義が作った議会主義の中に入ってきた思想であり政治勢力だ。自由主義的民主主義が作っておいた憲法、国家、政府、議会、司法府の正当性を認めてその体制に喜んで参加し、ただ労働政策、分配政策、福祉政策、環境政策、対外政策などで保守政党や自由主義政党を相手に代案の競争をしようとする立場であるのだ。
一部はまた喋くる。「自由、平等、博愛の中でなぜ自由だけを強調する民主主義なのか?」と。この話も無知の極致だ。自由民主主義は平等も博愛も自由の中で追求しようとすることであって、平等と博愛はやらないという思想でない。そう習ったらそれは高い授業料を払って無駄な勉強をしたのだ。自由と断絶した平等論は共産党の滅亡と共に葬られた。
こういう点から、教科書に自由民主主義を明示するということで辞退したという「歴史教育課程開発推進委員会」の諮問委員9人や、それを問題視しながら「自由民主主義云々は親日派が好む...」云々したという野党議員も、本当に向かい合って話し合い難い、無知極まりない偉人らだ。いや、彼らがそこまで話にもならないことで横車を押すのは、彼らが無知なためというより、真の狙いが他のところにあるためかも知れない。それが何だろうか?
朴英娥ハンナラ党議員(*左写真)はこういう答を出した。「自由民主主義が嫌いならば北韓へ行って住め!」
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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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