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2011年08月28日 19:26
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呉世勳は生きてハンナラ党は死んだ
柳根一
ソウル市の「無償給食」住民投票で呉世勳市長は勝利し、李明博政権とハンナラ党は敗北した...と言えば詭弁になるのか? しかしこう言うにはそれなりの理由がある。呉世勳市長は所信を貫徹して壮烈に戦死したし、李明博政権とハンナラ党は逃げまわりばかりした挙げ句射殺されたから、この二つの死が同じである筈がない。呉市場の死は信念に殉じたものであり、李明博とハンナラ党の死は「不名誉除隊」だ。
今回の住民投票は、韓国で「無償シリーズ」の時代を開くオープンゲームでありかつ代表ゲームになった。大学も無償教育、無償医療、無償保育、無償住宅、無償XX、無償XXX、無償XXXX...「無償」の要求は終わりがないはずだ。その結果国の将来どこへ行くのか、責任は全て有権者が取るべきだ。
国が辿る道は明らかだ。「税金万能」の国家になるのでないか? 「金持ちだけが負担になる筈...」と小気味好いかも知れないか、ギリシャの有様を見れば負担はむしろ低所得層に集中的に跳ね返ってきた。何れにせよ、一度やって見たいと言うから体験してみることだ。誰がどう止められるものか?
呉世勳市長はこの趨勢に「間違いです」と言い、ハンナラ党は「間違いではありません」と言った。呉市長が戦死する場にハンナラ党はいなかった。それでは今回の住民投票が残した教訓は何か? 「間違いです」と「間違いではありません」が混在しているハンナラ党の無意味性を壊さねばならないのではないかという問いだ。どう壊すのか? あえて壊す必要がない。来年4月の総選挙でそのまま放っておいても独りで壊れる筈だから...
だが、呉世勳市長が見せた新しい試みはハンナラ党がこわれても死ぬまい。彼の試みが訴えることは「正しいと信じることのために命を賭けて戦って戦死するのは、卑怯にふるまって虚しく死ぬのと決して同じでない」というメッセージであろう。どうせ死ぬことなら尊い死に方がしたいということではないか? 誰が分かるだろうか、その内に死んだ者が蘇る日あるのかを。
李明博式の「中道実用」と朴槿恵-劉承敏式の身の振り方か、それとも呉世勳式の身の振り方かが、今回の住民投票の問いだった。
柳根一の耽美主義クラブ http://cafe.daum.net/aestheticismclub 2011/8/25
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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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