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2011年02月15日 16:53
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カイロから平壌は遠いのか?
歴史は夢見る者のものだ。
柳根一
エジプトの市民革命は成功した。非暴力という道徳性、大規模、普遍的な共感、インターネット、国際的(米国)支持...などが成功させた総合作品だった。終盤にムバラクの執着を24時間後挫折させた決定的な力が何だったのかはまだ不明だ。だが、軍部がムバラクとともに行かないことを決めたことだけは察するに難くない。(韓国の)「4.19学生義挙」の時の宋尭讃(*1960年韓国陸軍参謀総長)のような将軍でもいたのか?
 
エジプト革命が世俗的な多元主義の民主憲政へと軟着陸できるかどうは誰も確信できない。よく組織された西欧式民主主的な野党があるわけでもなく、国民の41%が貧困層で、外国の投資家たちは引き揚げ、軍部がトルコ型やタイ型の監視役の役割を試みる時、これを革命群衆が果たして容認するかどうかも不明で、イスラム原理主義者などが革命を乗っ取るため暗躍する可能性も排除できず...だが、今はとにかく恐怖政治、秘密警察、拷問、腐敗…の終息を熱望するタリル広場のエジプト市民の勝利の瞬間だ。
 
では、恐怖政治が極に達した北韓の収容所体制は? 最初から想像もしてはいけない絶対不可能そのものか? 従北主義者や『江南左派』は論外にし、「全ての現実は固定不変のものと看做す」という式の『教祖的現実主義者』、その延長線上の機能主義者=『太陽右派』、そして諦念論者らは、まさかエジプト市民革命が可能だと予想も希望しなかったはずだ。
 
歴史は夢見る者、願う者、企図する者が作り出す。「その初めは小さくあっても、終りは非常に大きくなるであろう」を信じる者たちに与えられるものだ。小さな針の穴が堤防を崩すものだ。実際にその針の穴を開けようと今日この時刻も黙黙と夢見て実践する「歴史的想像力」の胆力や智恵を持った人々がわれわれの周辺にはある。対北ビラを送る李民馥氏のように。
 
優秀な秀才の理論家らがいくら無視しても関係ない。彼らが無視してもあらゆることは諸行無常で、固定不変のものはないから。これを信じ孤独や忍苦に耐えて、北の恐怖の地に自由解放の福音を宣布する動きそれだけでも金正日の夢見は悪くなるだろう。それでなくても北韓軍内部にまで不満の動きがあったというではないか?
 
エジプト革命に対しても、CNNに出演する論評者たちは異口同音に「考えすらできなかったことが起きた」と言っている。
 
柳根一の耽美主義クラブ http://cafe.daum.net/aestheticismclub 2011-02-12 14:50
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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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