趙甲済 今日(1月6日)KBSの9時ニュースをタクシーの中で聞いた。報道記者は金正日に「国防委員長」という肩書きを付けなかった。そのまま「金正日」と言った。国営放送であるKBSが、はじめて憲法と事実に符合する呼称を使った。金正日は大韓民国の国防を破壊した者だ。それにも彼を「国防委員長」と呼ぶのはまず事実に反する。韓半島で国と言える資格のある組織は大韓民国だけだ。大韓民国の憲法は、大韓民国だけが合法国家であることを宣言することで、北韓政権を反国家団体と規定した。したがって、「金正日国防委員長」は事実と憲法に合わない呼称だ。憲法と事実に合わない呼称を去る10余年間使ってきた韓国言論界で変化が起きている。この変化を、影響力が最も大きいKBSが先導しているのは望ましいことだ。愛国勢力が今まで根強く要求した事案だ。KBSの正名に惜しまない拍手を送ろう! ....................................... KBSと朝鮮日報の静かで大きな変化 金正日の呼称に「国防委員長」という肩書きを一切付けなかった! ソン・ジョンテ(趙甲済ドットコムの会員) KBSは2011年1月4日の夜9時ニュースで、金正日が北韓の軍部隊を視察する姿やその部隊を説明しながら金正日に対する呼称に「国防委員長」という肩書きを一切付けなかった。総3回の金正日への呼称から「国防委員長」を外したのは、昨今の言論らが全部先を争って金正日を国防委員長と呼ぶことに比べると、明らかに公営放送としての役割を正しく果そうとする姿勢に見える。朝鮮日報も、1月5日の新聞で金正日への呼称に国防委員長の肩書きを付けなかった。東亜日報と中央日報が相変らず金正日国防委員長と丁重が呼ぶのとは対照的だ。 大韓民国国民を随時死に追い遣る殺人暴力集団の首魁には、彼が自分の野蛮的行為を認めて赦しを乞うまで絶対に尊称や正常な国家機関の職位を持った人として呼んではならないということを、KBSと朝鮮日報が新年になって行動で見せている。真に望ましいことだ。KBSと朝鮮日報が静かながら大きな変化を始めたと感じる。小さなことから大韓民国を想起させる変化が起きることを願う。公営放送の金正日への呼称は、主要新聞と比較できない程国民に大きな影響力を及ぼす。 KBSがいよいよ今年から始まる終篇放送との戦争準備に突入したのではないかと思う。メディア間の競争は、大韓民国のアイデンティティの回復に起爆剤になるのでないかと慎重に期待してみる。広告収入に全てをかけている公営放送が生き残るためには当然変化せねばならない。メディア法の改正を左派野党が決死反対した理由が現実として立証される日が遠くない。 今日はKBSと朝鮮日報に拍手します。変化は小さいが大きな意味を内包しているためだ。趙甲済ドットコム会員の皆さん、KBSと朝鮮日報が、金正日国防委員長と呼び続けるかを確認しましょう。今後、韓国社会から「進歩」という言葉も言論から消える日が遠くないと思います。終篇放送と地上波放送間の戦争を待ちます。2011-01-05 09:55 |