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2010年11月17日 15:32
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国家情報院傘下研究所長の脱北詩人・張真晟罷免に対する私たちの立場
放送討論会で故黄長燁委員長を弁護した脱北詩人の張真晟氏罷免は不当だ。
北韓民主化委員会の声明書
北韓民主化委員会の黄長燁初代委員長に国民勲章槿章を授与し国立顕忠院に安置するようにした現政府の計らい(右写真)に、われわれ脱北者は本当に大きな感謝と自負心を感じている。ところが、この顕忠院の墓地の土が乾く前に、全脱北者が李明博政府の黄長燁先生に対する優遇が果たして本当の気持ちだったのかを問わざるを得ない不気味な話が伝えられた。
 
数日前、ケーブル放送のTV-Nで「国立顕忠院に安置した黄長燁への優遇論議」という主題で、「白智娟の徹底討論」があった。ここに張真晟氏が賛成パネラーとして参加したという理由で、所属機関長の南成旭氏が普通の懲戒でもなく罷免したという。
 
前後に事情は別にして、張真晟氏は、脱北者だからできる説得力と真剣さで黄長燁先生を積極的に弁護し、また、李明博政府の措置に対して賛成したのに、それが果たして職場から追放するほどの厳重な懲戒の理由になれるのか? われわれが今回の懸案を深刻に見る理由は、周りの引留めにも拘らず、その懲戒を強行した張本人が、まさに口さえ開ければ時と場所を問わず自分を李明博大統領の最側近だと自任する南成旭氏ということだ。

実際、彼は前の大統領選挙で大統領候補の諮問委員として活動し、統一部長官候補、国家情報院の第
2次長、最近も大統領の外交安保秘書官候補として言論に言われた人物でもある。

それだけに、大統領が関心を持つ人物であり、しかも他分野でなく対北政策の実力者という人が、どうして黄長燁先生の業績を称えた当然の行動に対してそこまで敵対的措置が取れるのか? これは故人に対する政府の優遇は過去のことであって、現在は南北首脳会談への準備次元で、正反対に評価するということか? 黄長燁先生は生前脱北社会の求心点だったし、それで今も私たちの偶像だ。
 
だから、私たちは南成旭(左写真)氏の決心が、単純に彼個人の判断なのか、それとも政府の意図を代弁した迂迴的行為だったかを深刻な憂慮で尋ねざるを得ない。
 
また、黄長燁先生の権威と業績、そして社会的地位は全く眼中にも無いこういう人物を抱えた現政権の理念的アイデンティティと権力環境に対して疑わざるを得ない。新東亜201011月号は、繰返される脱北者に偽装したスパイ検挙のニュースで、脱北者たちの社会的立地が萎縮し、「ハナ院」が勤めていた脱北者たちを全員解雇したこをを伝えながら、現政権になってむしろ脱北者たちの立場がもっと厳しくなったという。
 
張真晟氏の罷免は、まさにこの記事を既定事実として確認してくれるもう一つの証拠と言える。
 
これは、十年間「太陽政策」の代弁人として猛活躍した後、保守政府に合わせて突然変異する南成旭のような「北韓学」の渡り鳥類の学者たちによって恣行される間違った対北政策の一環でもある。「北韓民主化委員会」と傘下の脱北団体は、脱北者に対する否定的認識と権威主義的思考の持ち主として有名な南成旭氏がもし政府の対北政策の要職に任命される場合、断じて反対示威を強行し、そういう任命議論そのものを現政権の脱北者と対北政策に対する厳重な失策として見做す。
 
20101115日、北韓民主化委員会
 
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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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