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2010年07月05日 04:13
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北韓の核弾頭小型化能力
北の核開発専門人力は約3000人。
辛成澤
北韓の
WMD能力の中で最も気になるのが「核ミサイル」能力だ。つまり、北側が現在ICBMに核弾頭を装着した、いわゆる「核ミサイル」を発射する能力があるのかだ。北韓があまりにも閉鎖的な国家だから断言はできないが、色んな方法で集められた「諜報の欠片」らを合わせてみた結論では「北韓がまだ核弾頭をミサイルに装着できる程の進展した技術はない」と言える。しかし、北韓がいつこの能力を確保するかはそれこそ時間の問題だ。
 
事例を見ると、イスラエルは、初めからミサイルに装着できる小型核弾頭の開発と航空投下弾形態の核弾開発を併行した。真に国を愛する政治指導者たちと国民が一つになり、全世界に散らばっているユダヤ人科学者らの献身や見えない色々な国々(?)の協力の御蔭で、核実験なしに静かに速く核兵器を小型化した。
 
インドは、1974年第1次核実験後、海外の優れた科学者らを集めて着実に核弾頭の小型化を研究し、1998年の第2次核実験(5)を実施した後、核弾頭を小型化した。パキスタンも80年代中盤に核物質抜きの核爆発装置の爆発実験を20余回実施した。これを基礎に1998年に本物の核実験をした。パキスタンはこの時、核兵器を小型化した。2006年に続いて2年後第2次核実験を実施した北韓も、同じ過程を経るものと見られる。今回獲得した核データは、核兵器の小型化だけでなく、安全性と武器としての信頼性を確保するのにも重要な資料になるだろう。
 
北韓は第2次地下核実験の成功で改良型スカッド・ミサイル以上の弾道ミサイルに搭載できる、重さ1t以下の核弾頭を生産できるようになる展望だ。北韓はプルトニウムを40余㎏保有しているため、小型化によって20発以上の核弾頭を生産できる。北韓が20発以上の核兵器を持つ中小型核保有国に変身する日が近いとのことだ。中小型の核保有国とは、1次攻撃を受けた後核を以て報復できる能力を持つ核兵器保有国家を称する。
 
北韓が製作する核弾頭は、スカッド・労働・新型中距離(IRBM)・テポドン・ICBMなど各種の弾道ミサイルに装着され得る。この場合、韓半島はもちろん、米軍が駐屯している日本や沖縄とグアムまで北韓の核兵器の脅威に晒される。有事の際韓半島に増員される米軍戦力が北韓の核兵器の脅威を受ければ戦争の遂行はその分難しくなる。
 
米国カリフォルニア州に所在するノーチラス研究所のピーター・ヘイズとスコット・プルスは61日に出した分析報告書を通じて、「北韓が2006年の1次核実験より今回の2次核実験で最小5倍ほど強い爆発力を持った核爆弾の開発に成功した可能性が大きいが、核弾頭を小型化して長距離ミサイル体系と結合させるにはこれから1015年ほど掛かるだろう」と言った。
 
2次核実験の地震波測定結果に対しても、「北韓が“意味のある爆発”を成功させる目標を達成したと見られる」、「成功的な二度目の核爆発実験を通じて、北韓はもう“核保有国”であることは明確になった」と表明した。報告書はまた、これで金正日政権は核能力が曖昧模糊だった前の脆弱な位置から相対的に強くなった位置に地位を移してアメリカおよび他の強大国らにも対抗できるようになったと付け加えた。
 
だが、二人は平壌当局が①中長距離運送体系、②小型核弾頭生産能力、③大気圏再突入時の高熱を耐えられる弾道ミサイル開発能力など、三つを欠けていると言い、「もし北韓が他の国の設計や素材を購買できないと、北韓が効果的に作動する長距離ミサイル体系に小型化された核弾頭を結合するには10年から15年ほど掛かるだろう」と主張した。
 
だが、筆者は前半部の指摘には同意するが、後半部の
1015年の期間所要には同意できない。それは彼らの考えだ。北韓がこれから続く核実験で、核爆弾の種類や威力に重点を置くより核弾頭の小型化に焦点を合わせて集中する場合、時間はいくらでも短縮できるからだ。この期間に並行して①と③を確保することに力をつくすはずだから、今後長距離ミサイルの追加実験も頻繁だろう。アメリカがいくら制裁を加えても、北韓が世界150余国とあれこれと陰性的な闇取引をしているため必要な「設計」と「素材」もいくらでも確保できる。
 
核ミサイル体系の核心は、単純な核爆発装置でなく、これを運んで目標地点を打撃する能力であるため、北韓が核兵器をミサイルに搭載できる程小型化したか可否により軍事的脅威の程度は変わってくる。2度の核実験を成功させながら核兵器開発に拍車をかけている北韓が、今からは核弾頭の小型化に全的に集中する態勢だ。
 
核兵器をミサイルに搭載するためには、ミサイルが(a)重い核弾頭を搭載しても特定射程距離を飛行できる能力を保有するか、(b)核弾頭を小型化してミサイルに搭載する二つの方法がある。一般的には核弾頭の重さを1t以下に軽量化(=小型化)してこそ長距離ミサイルであるテポドン2号に搭載できる。結局、弾頭を軽量化せねばならず、このためには核弾頭の大きさ(体積)を小型化しなければならないということだ。
 
核弾頭を小型化ないし軽量化する方案は、窮極的に一つだ。核弾頭に充填される高性能爆薬(HE:High Explosives)の体積(=弾頭の大きさを左右する)を減らし性能は高めねばならない。アメリカの場合、小型化した核弾頭には全部「32種類の特殊形態の高性能爆薬レンズ」(32 specially shaped HE blocks)が使われる。具体的には「20個の6角形の高爆レンズ」(20 hexagon-shaped HE lenses)と「12個の5角形の高爆レンズ」(12 pentagon-shaped HE lenses)を使って、中性子反射材(tamper)周囲を同心球(spherical、主に原爆弾頭に使用)または、円筒形(cylindrical、主に水爆弾頭に使用)で覆う構造を作り、核反応を起こす内破物理(Implosion Physics)環境を変更し、その要求条件を充たさねばならない。
 
高爆レンズの形態だけを32種類で充たせば良いということではない。ここに各形態別に高爆爆薬の種類も最適の配合または、配列を合わせねばならない。高爆爆薬の種類だけでも数百種を超える。アメリカも1956年以前まで使ったPBX(Plastic Bonded Explosive)PBX-9205 (RDX-polystyrene formulation)に変える前までは、弾頭の最大厚さを45cm以下に減らせなかったし、重さでは2500 kg(=2.5トン)が最小重量だった。
 
プルトニウム210 kgの使用は問題にならない。今はアメリカもこれより遥かに進展した高爆レンズの形態と種類を開発するのに成功した。(PBX-9205はオリジナルPBXが発明されて9205回目の試みで作られたもの)
 
北韓も、最小限アメリカのレベルの32種類の形の高爆レンズとPBX-9205程度の高爆爆薬を開発しても、核弾頭の直径は45cmで重さは2.5トンだ。1トン以下に減らすには程遠い。それで独特の設計(Implosion Devices)と材料(High Explosives Formulations)が必要だということだ。これを北韓が自ら解決するためには数千回の高爆実験を直接やってみる道しかない。それで北韓は東倉里(慈江道所在)発射基地の近くに初めから龍徳洞高爆実験場を別途建設した。
 
でも、1015年は掛からないだろう。北韓には今核開発を主導する専門研究人材が3000人に達する。この中には旧ソ連に留学した高級人材が250300人も依然活動している。韓国のように「平和を脅かす危険な核開発」をするな、とロウソク示威をする人もいない。言論の批判など最初から無い。天の神様である金正日が全面的に支援している。その多くの専門家や将軍様が昼夜を通して研究し実験しているのに、なぜ10年も掛かるのか?
 
辛成澤(米モントレー国際学大学教教授)
1974年陸軍士官学校(30)を卒業(電子工学学士)、米空軍技術学校の電子精密測定課程(電子精密測定士)を修了。1983年米ワシントン大学大学院を卒業(核工学修士)1989年米レンスルラー大学院を卒業(核工学博士)。大領(大佐)で除隊した後、韓国国防研究院の責任研究委員と国防部政策企画官室のWMD専門委員を歴任。現在の米モントレー国際学大学教授(WMD非拡散)
 
www.freedomfighters,co,kr 2010.06.30 17:54
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記事: 洪? (hyungh@hanmail.net)  
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