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2010年02月15日 00:45
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李民馥と金正日政権の対決
「対北ビラ」を7年間送り続ける一人の脱北科学者の努力が全体主義北韓政権を揺るがしている。
李知映(趙甲済ドットコム)
北韓「人民保安省」と「国家安全保衛部」は
28日、「我々の尊厳高い体制と国の安全を害しようとする反共和国狂信者らを無慈悲に踏みつぶしてしまう」という題名の「連合声明」で、「社会主義体制の転覆と内部瓦解を狙った猫も杓子もの反民族的かつ反統一的で、反平和的な策動を踏みつぶしてしまうための全面的な強力措置を取る」と威嚇した。
 
二つの機関は声明書で、「南朝鮮当局の反共和国の体制転覆試図の事例」として、▲西海の「北方限界線」の固守を狙う南朝鮮軍部好戦狂らの冒険的な軍事的蠢動、▲前方と海岸、国境地域を通じて敢行している分別のない「対北内部撹乱」作戦、▲反共和国のビラ散布行為が前方から縦深へと拡大していること、▲あらゆる偵探力量と手段が投入された愚かな体制転覆策動がわが国(北韓)の周辺から内陸地帯の深くまで及んでいることなどを挙げた。
 
上で触れた、「反共和国の体制転覆試図の事例」の一つである「ビラ散布行為」は、「基督北韓人連合」の「対北風船団」団長の李民馥氏の風船伝単(ビラ)散布を指すものと思われる。1995年脱北した李民馥氏は、北韓農業科学技術院出身の科学者で、2003年から対北ビラ(伝単)を吊るした風船を送っている。2009年の一年間彼が飛ばした風船は1500個余り、ビラは9000万枚余りだ。
 
「反共和国のビラ散布行為が、前方から縦深へと拡大」、「体制転覆の策動がわが国(北韓)の周辺から内陸地帯の深くまで及んでいる」という声明書の内容は、彼が送ったビラが北韓の内陸深くまで届いているのを北韓当局が確認してくれた格好になった。李民馥氏の活動が北韓政権の反応を引き出したものであり、「個人」と「北韓政権」の対決構図と言える。
 
李民馥氏は、教会や個人、色々な団体らの後援を受けて伝単(ビラ)と風船を製作して送っており、伝単(ビラ)6万枚を吊るす風船一つを作って送るのに12万ウォンがかかるという。李氏は、後援してくれた人や団体の名前を風船に書いて送り、それを動画で後援者らに報告している。2010年は白翎島と江華島、鉄原に風船を飛ばす基地を作る計画だという李民馥氏の後援口座は「ウリ銀行225-060687-12101(口座名:李民馥北韓宣教)」だ。
 
www.chogabje.com 2010-02-10 17:49
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