金成昱
また全国の軍部隊を回る。1年余りで120回以上の軍部隊で講演し、最小300人の将校と対話して、最大2万人の軍人を教育した。漠然とこういう感じがする。「軍がまた歴史の前面に出るのではないか?」と。
大韓民国は不思議な国だ。偽善と観念に浸った知識人が国を壟断する時は台風が襲った。建国直後あふれた左翼は、「6.25戦争」で清算され、「4.19学生義挙」後再び左翼が幅をきかすや「5.16軍事革命」で片付けられた。歴史を変えた主体は訓練された軍人集団だった。今国軍は三度目の機会をむかえている。今度は、「戦争」でも「クーデタ」でもない、正常的かつ合法的な登場になるはずだ。金正日後の北韓の急変事態がその契機になるかも知れない。
目を洗って探してみても正常な国家観を持った「青年」に会うのは難しい。会えて教えてもすぐ逃げる。(民間)社会では、話が通じる同僚もなく、志を共有できる後輩も少ない。
絶望する必要はない。私は軍隊を訪れる。20代、30代、40代の青年将校は直ぐ友人になる。彼らは馬鹿騒ぎの無法勢力の暴動に憤怒し、金正日の悪行に歯ぎしりする。有事の際、自由統一を敢行するためのそれなりの計画を持つ指揮官も見た。2300万の北韓同胞を含む憲法上の7千万の国民のため命を賭けられる将校が軍にはいくらでもいた。
金正日の健康異常は、韓半島の(望ましくない)現状打破の伏線だ。彼の死は(迂余曲折があっても)結局国軍の北進に繋がるだろうという感じを何度も受けた。社会は腐りつつあるが、健康な精神は軍隊に集まっている。どこからでも、もう少し北韓を揺さぶり、若干の内部動揺さえ起こせば、北韓解放と自由統一の冒険は国軍が担うはずだ。
全国を回りながら軍人を目覚めさせ、付き合いの機会を得たのは個人的な幸運だ。新しい歴史の変曲点で毎瞬間彼らを興奮させ、私もまた激動される。命を賭けた人々があと何人でも現れれば、韓半島の内戦は幕を下ろすだろう。
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