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2009年09月27日 16:22
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魂の込められた演説とはこういうものだ!
「皆さんと同じ世代にこの国の国民として生まれて、われわれ皆の生涯の願いがあるなら、われわれの世代にわれわれの祖国を近代化し、先進列強のように豊かな国を創ってみようということです。」
趙甲済
朴大統領は、1964年8月、部下が用意した国防大学院卒業式での演説文の草案を全部読んでは、三枚を追加した。彼が万年筆で直接書いた追加分はこういうものだった。
「今日、われわれの現実は、暗くて絶望的な面が多くある反面には、明るくて希望的で鼓舞的である面もたくさんあるという事実を確りと分かって、勇気と意欲を持って奮闘しなければならない時期であることを肝に銘じてほしいです。
親愛する卒業生の皆さん!
今日この場で皆さんにぜひ話したいことがあります。皆さんと同じ世代にこの国の国民として生まれて、われわれ皆の生涯の願いがあるなら、われわれの世代に、われわれの祖国を近代化し、先進列強のように豊かな国を創ってみようということです。
西ヨーロッパの人々が、彼らの祖国を近代化するため(文芸復興だの、産業革命だのして、産業革命から20世紀初葉に至る間)血と汗を流して努力した時、わが先祖たちは陳腐な党派争いや両班の自慢話に歳月を費やしてしまいました。また、2次大戦後20年間、敗戦の苦杯を喫した敗戦国家らが、灰の中から血と涙を流しながら彼らの祖国を再建して、今日彼らは戦争前よりもっと富強な国を作りました。しかし、われわれは解放後20年間、未だ目を覚まさず、与・野党の争いばかりをして再び機会を逃がしてしまいました。これからはどうするつもりなのか。
これから5年乃至10年は、わが民族に与えられた最後の機会だと考えねばなりません。この機会をまた逃がしたら、われわれには再び機会が無いと考えねばなりません。今回の機会を又も逃がしたら、われわれは永遠に後進国家という烙印を雪げないでしょう。あらゆることが生産と建設に集中されねばなりません。この期間中は、われわれはあらゆることを我慢して乗越えられる勇気と決心が必要なのです。これから皆さんが担当するあらゆる分野で、このような勇気と決心を持って奮闘して下さることを懇切に願います。」
 
朴大統領は、先進国へ跳躍できる土台を作るには時限があるという強迫観念を持った。時間に追われる気持ちで仕事をした人が彼だった。1970年代に朴大統領が「維新体制」を作って、政治費用を減らし、国家組織を効率化して生産性を極大化したのはこの時間観念と直結する。1970年代に、韓国は先を進んでいたマレーシア、タイなどを追抜いて中進国へ跳躍し、先進国の手前まで行ける基礎を作る。1970年代を虚しく費やした国々はみな先進国への進入競争から脱落した。1970年代に「民主化」が試みられたら、社会の混乱の中、韓国の活力と動力は打撃を受けて「民主化」も経済発展も失敗したはずだ。
 
「南と北は生存闘争中」
維新体制を作った朴大統領が、渾身の気力を注いでやった演説が、1974年10月1日「国軍の日」の諭示だ。妻を北韓政権が送った暗殺者に失った彼としては、精鋭国軍の隊伍を前にしたこの場の意味が格別だっただろう。彼は、韓国が置かれている状況を生存闘争と規定した。
「わが国軍の歴史は、建軍草創期から共産侵略者たちとの闘争の記録で始まります。われわれは今この瞬間も彼らと戦っています。われわれは明日も彼らと闘争を続けなければなりません。これはわれわれが生きるために、われわれの生存のために、またわれわれの子孫たちのために、命をかけて戦わねばならず、一歩も譲歩できない生存闘争です。」
 
彼は、「維新体制は、共産侵略者らからわれわれの自由を護ろうとする体制」と断定した。彼は「大きな自由を守るためには、小さな自由は一時的にこれを犠牲にすることもでき、または節制することも分かる知恵を持ってこそ、われわれは大きな自由を奪われない」と話した。
「われわれも、他人と同様に与えられた自由だからと言ってこれを全部享受したく、また他人がやることは全部やりたく、そうしながらも自由も存分に謳歌したいなら、また謳歌できると思うなら、これは世の中がどうなっているのかが全く分からない幻想的なロマン主義者といわざるを得ません。」
 
朴大統領は、他の場所では「民主主義を発展させるためには、国家の紀綱が確立されねばならない」と言った。彼は、また「私は自由民主主義を信奉するが、北傀が狙う(韓国の)国論分裂を防ぎ、より大きな自由を享受するためには、われわれの実情に適した民主主義を発展させねばならない」とも言った。
 
朴大統領は、また「民主主義は、他の見方を取れば、孔子がおっしゃった中庸思想と相通じるものであり、専制君主式の抑圧政治も悪いが、無節制な自由放任も正しくないと思う」と話した。中庸の核心は、穏健な均衡感覚であるはずだ。朴大統領は、儒教的教養の上に均衡感覚のある人格を築いた人という気がする。文武を統合した均衡美を土台にして、厳格ながらも多感で、理論と実践を兼ね備え、事物を常に主体的に、均衡的に見ようとした彼は、中間線を選ぶ日和見主義者の均衡でなく、熟慮の末に大胆な決断を下してから、愚直に推し進める隠忍自重型の均衡感覚の所有者だった。
 
朴大統領は、閑山島の戍楼を見回る途中、「禁煙」と書いた案内表を見てはこう話したことがある。
「戍楼に上がって海を見渡し、李舜臣将軍の閑散大勝を回想しながら、タバコ一服ぐらい吸いたくなりませんか? 禁煙よりむしろ灰皿を置くようにしなさい。」
 
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