朴正煕(大統領)
1972年8月、南北赤十字本会談が平壌で開かれた。朴正煕大統領は、帰還した南側代表の李範錫など一行を激励する席で北韓当局を相手にする時の指針を与えた。
<南北赤十字本会談への指針
1.平壌であったことは公式・非公式を問わず全て報告しなければならない。
2.共産主義者たちと接触する時は事前に戦略を立てておいてやらねばならない。
3.北韓の為政者たちとわれわれが同じ血筋だと考えるのは誤算だ。
4.わが赤十字社は人道的事業だと見るが、北韓側は政治的事業だと看做す。
5.北韓側の要人たちの一言一言は全部政治的だ。
6.われわれの言葉の一言一言には信念がなければならない。
7.酒を飲む時も相手が共産党という事実を忘れるな。
8.北韓側の人々との如何なる接触でも感傷的になるな。
9.北韓側が韓国言論を批判したら、諮問委員たちは直ちに反論せよ。
10.代表団と諮問委員は緊密に協議し、毎晩(その日の出来事を)決算せよ。>
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