鄭昌仁(自由統一フォーラム代表)
いくら国の紀綱が乱れたと言って、反逆者に国葬とは、これはあまりにも呆れ返る決定なので、ただ、精神が混乱するだけだ。湖南(全羅道)地域の暴動を心配したのか,. それとも、反逆勢力と野合するためか。どちらの場合でもわれわれの希望を奪い去る最悪の決定だ。
「昔から、憎い子供にモチをもう一個やる」という話がある。しかし、(自分の)子供だから、憎くてもモチをもう一つ与えられるのだ。金大中の場合、大韓民国の大統領でなく、「従北主義者」であり、憲法を守護すると言った宣誓を無視し、反国家団体の首魁と合作して、「連邦制」に合意した反逆者だ。また、金正日に不法資金を提供し、金剛山観光など金正日に資金を提供する装置を作って、金正日が核実験をやる資金を与えた。また、(彼個人の)秘密資金が何兆ウォンを超えるという疑惑もあるため、彼は決して国葬を行なう人物になれない。
李明博大統領の立場で、死んだ人を余計に触って生きている人間(自分)が苦労する必要があるのか、というふうに安易に考えることもあり得るだろう。しかし、国家の存在理由の一つは、社会正義を実現することだ。正しいか、そうでないかを確実に判断して、正しいことに対して賞を与え、悪いことに対して罰を与えることで、国の紀綱を正す任務がある。なのに、反国家的活動をやった人に国葬とは、これは違う。
歴史を通じて学べないと、その社会は滅びる。我々は金大中の過ちに対して厳格な批判を加えることで、歴史的教訓を得るようになる。この教訓を次の世代が学んで、二度と同じ失敗をしないようにしなければならない。なのに、親北左派勢力の頭に最高の礼遇をするのは、我々が歴史的教訓を得る機会を失わせ、次世代が歴史的教訓を学んで、二度と同じ失敗を繰り返さないように、警戒するように教育する機会を逃す。
死んだ人は無条件全てのことが容赦されるものではない。個人の場合、死をもってすべてのことが終わると見なすこともできようが、一国の大統領を務めた人が、死んだといって彼の反国家的行跡が全て消滅し名誉が回復できるとは考えられない。彼は、厳格な評価の対象になって、(後の大統領らも)同様の過ちを犯さないように徹底に批判されるのが当然だ。国葬を行なうことは、彼の過去の過ちを全部赦免する効果がある。これは決して望ましくない。
李明博政府は、金大中の国葬を決めることで、国を正しく導く義務を裏切った。これ以上、李明博政府はよいことをした人に賞を与える資格も、悪いことをやった人に罰を与える資格も喪失した。李明博政府は、悪い行動に賞を与えることで、社会紀綱、さらに国の紀綱を自ら壊した。国家の存在理由そのものを否定したのだ。李明博政府は、これで無能力者になった。如何なることをやっても意味がなくなった。善を行わないことで悪を行った。
李明博政府は、金大中の反逆行為を一方的に赦免することで、国家を導く能力を喪失するようになった。その結果は、われわれ皆の災殃になるだろう。
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