が甲済
言語が思想を、思想が行動を支配するという事実を新たに見せてくれたのが盧武鉉前大統領の「自殺事件」だ。メディアが死亡や自殺と報道し始めて、一斉に「逝去」と表現してから過度な美化・追慕の雰囲気が醸成された。メディアが「自殺」という用語を保ったらそういう雰囲気は醸成できなかった。
最悪の守旧勢力である金正日政権に従い、肩入れする左翼勢力を「進歩」と美化し始めた1990年代から左翼が勢いを得始めた。彼らを「親北」や「従北」と正確に呼び始めると衰退し始めるはずだ。
700万人の死に責任のある金日成-金正日政権を「民族主義勢力」や「自主勢力」と呼び、彼らとの野合を「民族共助」と言ったため、北韓の対南工作が容易になった。金正日政権とその追従勢力を「民族反逆者」と正確に表記し始めれば、民族主義に偽装した共産化工作は効かなくなる。
メディアが1998年頃から、金正日の名の後に「国防委員長」という称号をきちんと付け始めた。憲法上の反国家団体の首魁に対してそのような尊称的肩書を付けると金正日の実体が曖昧になった。「委員長」という肩書は、民族反逆的、犯罪集団的、反民主的な属性を隠す盾になってしまった。金正日に委員長という称号を付ける限り、国民の対北韓観は親北的認識の上に立つはずで、こういうミスリードされた世論に基づく対北政策は、常に北韓政権に利用される。金正日を「(国防)委員長」と呼ぶ限り、彼の反人類的犯罪行為を批判する感情が生じない。「委員長」という用語は悪に対する本能的な反応、即ち憤怒と正義感を殺す麻酔剤だ。
大韓民国憲法第1、3、4条は、「北韓労働党政権を平和的に解体し自由統一をせよ」と命令する。それでは、「平和統一」という言葉は正しくない。「平和的自由統一」と用語を統一しなければならない。
逝去、進歩、平和統一、民族、委員長という言葉さえ正確に使い分けても、韓国社会の問題を半分以上が解決できる。用語を正確に使うためには、漢字語は漢字で表記しなければならない。漢字とハングルの混用による韓国語の正常化が左派剔抉への近道である。
|